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インターネットがギガビット化したら何ができるか–Mozillaと米国科学財団がコンテストを共催

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6月に、MozillaとNational Science Foundation(NSF, 米国科学財団)が、Mozilla Igniteコンテストを発表した。この賞金50万ドルのコンテストの第一フェーズでは、応募者が次世代の超高速ネットワークを有効利用するアプリケーションのアイデアを提出する。アイデアの分野は、教育、保健医療、公共安全、クリーンエネルギー、交通輸送、人材開発、そして先進製造技術だ。今日(米国時間9/26)Mozilla とNSFは、8つの入賞アイデアを発表し、コンテストの第二フェーズを開始した。今度は、これらのアイデアをプロトタイプへと実装しなければならない。

以下が、その入賞アイデアだ:

  • リアルタイム緊急応答観察監視
    Jeremy Cooperstock, Shared Reality Lab, McGill University

    これは、救命アプリケーションだ。目標: 消防士やレスキュー隊、緊急対応要員などに、強力なリアルタイムのデータと通信手段を提供する。複数フィードからのライブの高画質ビデオにリアルタイムのセンサーデータ(熱や煙のレベルなど)を結びつけることによって、緊急災害時等の意思決定とコーディネーションを大幅に改良する。
  • リアルタイム3D対話型テレプレゼンス
    Andor Salga, Seneca College, XBPointStreamの著者
    ビデオ会議を大きく超えたシステム。このアプリケーションは、3DのKinectセンサーを使って、双方向で三次元のテレプレゼンス(telepresence, 遠隔実在)を実現する。医師は患者のリアルタイムビューを取得し、教師は遠隔クラスを3Dで教える。
  • 信頼性の高いリモートプロトコルを使用するリモートプロセスコントロール
    George Adams, Purdue University

    信頼性の高い超高速リモートコントロール。ギガビットネットワークは遠隔からのプロセス制御に新しいやり方をもたらし、エンジニア、アーチスト、実験家などがさまざまな高度な工程や過程をリモートでコントロールできる。たとえば3Dプリント(立体物印刷)などは、目の前の実物と同じ感覚で制御できる。
  • 長期的な監視および危機管理システム
    Amr Ali, 生物医学エンジニアとDmitri Boulanov, ソフトウェアエンジニア, Boston University 2010

    センサーの遍在化と高速ネットワークにより保健医療を革新する。医師が住民の健康データをリアルタイムで収集し分析する。それにより、重要疾病の早期発見や早期予防に資する。
  • 高品質なオープンソースのWeb会議
    Fred Dixon, BigBlueButton

    高速ネットワークにHTML5やWebRTCなどの新しいWeb標準規格を組み合わせる。その結果: 堅牢な安定性の高いリモートクラスルームによる高品質な教育を、地球上どこにいる生徒に対しても単純にブラウザだけから提供できる。
  • Kinectによる3D健康診断
    Bob Summers, Virginia TechおよびMIT卒
    家族みんなで健康になろう — 家族がリビングルームにいるままで、リアルタイムの3Dスキャンとクラウド上の高速コンピューティングを使って定期的に健診を受ける。
  • スマートカーのためのスマート街路
    Eric EndlichとJulian Valencia, EndlichStudios

    車がスマート(コンピュータ化)になるなら、道もスマートになろう。交通信号は交通量に応じて自動的に最適な振る舞いをする。街路灯は通行人がいなければ自動的に光量を落とす。道路が交通状態を感取してドライバーに道路交通情報をリアルタイムで提供する。などなど。
  • 羅生門プロジェクト: “多観点年代記”
    Camille Crittenden, Data and Democracy Initiative, CITRIS, UC Berkeley
    ソーシャルビデオを活用して複雑な事象の理解を改善する。このラショーモンシステムは、ビジターに事象を複数の観点から学ばせ、また特定の瞬間へズームインすることによって、時系列の細部を調べる。

現時点では、デベロッパはまだ新しいアイデアを提案できるが、Mozilla とNSFは、これら入賞アイデアのプロトタイプ制作も期待している。デベロッパはアイデアの入賞に関して賞金15000ドルをもらい、残る485000ドルは優勝作品に対してもらう。入賞者はNSFのテストベッドネットワークGlobal Environment for Network Innovationへのアクセスと関連資金ももらえる。第二ラウンドへの応募は10月25日まで。そのあとさらに、二度の開発ラウンドがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))