3分間でわかる―Apple iOS 6地図問題のまとめ

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読者はAppleのiOS 6の地図に関する悲劇をすでによくご承知だろう。重要な用事で外出してAppleの地図のおかげで迷子になった読者もすでにいるかもしれない。しかし次から次に出てくるばらばらの記事に押し流されてしまわないよう、問題の本質をこのあたりで一度きちんと説明しておきたいと考え、上のビデオを作った。

AppleがiOS 6の発表イベントでGoogleマップを捨てて自家製の地図アプリをiOSデバイスのデフォールトとすると発表したとき、われわれは知らなかったが、Googleマップのライセンス期間はさらに1年残っていた

Appleがこの決断をした主な理由は曲がり角ごとのナビゲーションをiOSアプリに導入することをGoogleが嫌ったからだと言われている。Googleはこのナビゲーション機能をAndroid専用にしておきたかったようだ。

ともあれ、AppleはiOSの独自地図にはSiriの音声入力による曲がり角ごとのナビゲーション機能がつくと発表した。また公共交通機関の乗り換え案内はサードパーティーのアプリをデフォールトで用意し、3Dのフライオーバー・モードも用意するとした。これを聞いたわれわれは興奮し、待ちきれない思いをした。

実際に手にしてみるまでは

そして当惑した。

ベルリンの名前さえSchoeneicheなどと間違えていたからだ。

iPhone 5の発表はひどい日になってしまった。.

さらに悪いことに、Googleはこの問題について「現在まだ何もしていない」という。 Googleのエりック・シュミット会長自身がマップ・アプリをAppStoreに提出していないことを認め、次のように語った。「Appleがわれわれのマップをそのまま使ってくれていたらよかったとは思うが、彼らの決定だからね。止めるわけにはいかない」。

そういうわけでわれわれは現在、信頼できない地図と共に取り残されている。iOSからiOS 6になってiOSの歴史上初めて、ユーザー満足度が低下した(ビデオで私はiOS 5とiOS 6を取り違えているが、意味はわかっていただけたと思う)。

GoogleのiOS 5マップ・アプリをiOS 6にポーティングしようと世界中のハッカーが努力しているが、かなり難しいようだ。Ryan Petrichがなんとか作動するベータ版を作ったが、まだ一般に公開するにはバグが多すぎる。

一方、New York Timesによれば、GoogleはiOS 6向けマップ・アプリの開発に着手しているという。しかしこの記事によるとGoogleは単に従来のアプリを移植するのではなく、一歩進めて3D機能を盛り込むつもりだという。そのためにGoogleマップとGoogleEarthのコードを合体させる必要があるが、両者はまったく異なったアプリだからそう簡単にはいかないだろう。

というわけで、ここ数ヶ月、われわれは迷子になり続けることになる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+