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クラウド上のデータ分析ウェアハウスを提供するTreasure DataがRuby言語の松本氏らから$1.5Mを調達

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クラウド上にデータウェアハウスを提供するTreasure Dataが今週一般公開され、それと並行して、プログラミング言語Rubyの作者であるYukihiro “Matz” Matsumotoらからの150万ドルの資金を獲得した。

そのほかの投資家は、エンジェル投資家Bill Tai、Next VentureのNaren Gupta(Red HatとTIBCOの取締役)、そしてGlusterやHerokuを支えている人びと(両社のファウンダ全員)である。Glusterは昨年Red Hatに買収され、Herokuは今ではSalesforce.comの一部だ。

Treasure Dataは、これまでIBMやOracle、Teradataなどが高嶺(高値)の花だったクラスの企業…中小企業…に、高度なデータ分析を提供する。ファウンダでCEOのHiro Yoshikawaによると、これらビッグネームが提供するデータウェアハウスを利用するとそのTCOは500万ドルにも達することがある。サブスクリプション(会費制)サービスであるTreasure Dataの場合は、費用はローエンドで月額1500ドルから(年契約なら月額1200ドル)となる。長期的なコストは、上記の大手エンタプライズデータウェアハウスベンダを利用した場合の1/10以下で収まる。

これまで秘かにサービスを開発してきた同社は、今顧客数が10社あまり、中にはFortune 500企業も存在する。保存しているレコード数は1000億を超え、毎秒1万メッセージを処理している。

Treasure DataはHadoopを利用するが、そのやり方が独特だ。ClouderaやHortonworksなどはHadoopのディストリビューションとして顧客のサーバクラスタ上にインストールされ、顧客側のカスタマイゼーションと高度な専門技能を持つチームを要する。Hadoopは分散インフラ上にデータをスケールする方法としてセットアップされ、そのデータが分析の対象となる。しかしTreasure Dataの場合は、インフラへの投資が不要だ。

以下が、同社のサービスの構成だ(下図):

Treasure Dataはアプリケーションにエージェントを加え、それがクラウド環境へのフィードを行う(下図; エージェントはtd-agent):

このサービスは既存のアプリケーションと共存協働するので、Treasure DataはHeroku、JaspersoftEngine Yardなどともパートナーできる。

Treasure Dataには、今後の大きなディスラプトをもたらす可能性がある。課題は、スケーリングにより既存のビッグネームと互角に戦うことだ。それには、処理するデータ量のスケールアップだけでなく、ビジネス全体としての成長もある。しかし、よりベターなデータ分析のニーズは今後ますます大きい。Treasure Dataはこの急速に成長している市場で戦うための、良い位置にすでにつけている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))