マーク・アンドリーセン、Facebookの収益化計画について曰く:成功する企業は満足を先延ばしする

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Facebookの収益化戦略については多くの批判があり、その同じ流れで、収益を考えずに成長するスタートアップに対する批判もごくあたり前になってきた。しかし、ベンチャーキャピタリストでFacebook取締役のMarc Andreessenは今日(米国時間10/2)、それは間違った物の見方であると言った。それどころか彼は、偉大な企業には一つ共通点がある、それは「満足を先延ばしする意欲」だと主張した。

AndreessenはSheryl Sandbergと共に、IAB MIXX広告カンファレンスでCharlie Roseの壇上インタビューを受けた。彼は、Facebookや他の新しい会社について、「ガキが集まって」やっているだけ、「Facebookは永久に収益化できない」、「もう崩壊寸前だ」などと文句を言う人たちが多いことを指摘した。そして、それらの会社が大会社になると、批評家たちは「うわっ、これはまぐれ当たりだ」と言う、と付け加えた。

実際に起きていることは、収益化のことを心配する前に、会社は他の物事を正すことに集中しているのだとAndreessenは言う。具体的には、サービス、ユーザー体験、そしてそれらを継続的に改善するための「研究開発エンジン」だ。例えば、FacebookがMySpaceを抜いたのは、古株のソーシャルネットワークが「収益化に走りすぎ」ている間に、FacebookではMarc Zuckerbergが常に「ユーザー価値を第一に」集中してきたからだと彼は言った。

Amazon CEOのJeff Bezosはさらに上を行くとAndreessenは言う。彼はBezosの言葉を引いて「Amazonは利幅を稼ぐためのビジネスはやっていない」と言った。確かに企業は利益を上げなければならないが、それは「あらゆるケースにおける短期最適化」を心配するという意味ではない。

インタビューの前半RoseがSandbergに、Facebookの収益化が予想より遅いのではないかと尋ねたところ、彼女は「収益化は漸進的変化である」と答えた。この会社は「異なる広告主ごとに曲線上の異なる点にいる」、一部の広告主はまだFacebookの広告モデルを理解しようと試みているところだが、他は把握しつつあると言った。他のメディアのように「みんなが同じ広告キャンペーンをすることはできない」。

AndreessenとSandbergはさらに、Facebookは立ち止まらずに大きなリスクを取る必要があることについても語った。

アップデート:この点についてAndreessenがインタジュー後のプレス向けQ&Aで詳しく話した。FacebookがIPOの時期をあの通り遅らせたという事実も、満足を遅延させることの重要なひとつの形だと彼は言った。Andreessenは(冗談まじりに)、以前インターネットのスタートアップは「早く、頻繁に」上場していたが、今やIPOは「実に大変なこと」だと言った。この高くなったハードルは株式市場自身にとってはあまり芳しくないが、企業にとっては利益になる、と彼は言う。彼らは上場企業が直面する監視や圧力に曝されることなく長い時間運営し、「強い立場」になった時に上場できる。これは、多くの現世代のインターネット・スタートアップにとって「大きな決断」になるだろう、と付け加えた。

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(翻訳:Nob Takahashi)