スティーブ・ジョブズがGoogleを「嫌悪」したのはiOS版Googleマップのルート案内を保留したから(Bloomberg発)

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Bloomberg Businessweekは今日(米国時間10/3)新たに報じた現職および元Apple社員を情報源とする記事で、Appleの地図問題は亡きCEO スティーブ・ジョブズの下でも起きていたかどうかを尋ねた。その答えを聞く過程で同誌は、ジョブズがGoogleを「嫌悪するに至った」理由は、ウォルター・アイザックソンの伝記にあるAndroidの開発でiOSをコピーしたことだけでなく、Googleマップの音声ガイド付ルート案内をiOSに載せるのを「保留」したためであったことを明かした。

結局、マップへの取り組みの根源はジョブズだった、とBloombergの情報源は言い、Scott Forstallがこのブロジェクトの総指揮をとることになった。ジョブズがGoogle検索をiPhoneとモバイルSafariから追い出すことも考えたのは驚くことではないが、幹部らによると、それは顧客にとってあまりに代償が大きすぎるという理由で取りやめになった。しかしマップ問題が持ち上がったのは相当以前のことらしく、公開スケジュール、さらには予想される欠点を含め、すべては誰でもなくジョブズ自身によるものである可能性が極めて高い。

この新情報は、iOSマップの機能およびiOSへのアクセスに関してAppleとGoogleが衝突したという以前の報道も裏付ける。また、契約期間はまだ残っていたのだからAppleはもっと待つことができたという意見もあるが、Appleが自社マップへの移行を、自身のプラットフォームと将来の制御を奪回するための会社としての決定ではなく、外力に強制された戦略的失敗だと思われるような状況を嫌ったことは明らかだ。

もしスティーブ・ジョブズが生きていたらどうしただろうか、の議論は常に実りのないものだが、このケースに関してBloombergの記事は、少なくとも議論に終止符を打つだろうと私は思う。彼ならやっていただろう、というよりも、やっていたに違いない。良くも悪くも。
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(翻訳:Nob Takahashi)