イーロン・マスクのSpaceXがDragon打上に成功―民間企業による国際宇宙ステーションの補給本番へ

次の記事

Google、Microsoft、FacebookなどがWebプログラミングの標準化で協力―情報を集約するwiki、WebPlatform.orgを公開

dragonlaunch

PayPalの共同ファウンダー、Tesla MortorsのCEOのイーロン・ムスクのSpaceX社の初期の歴史は波乱の連続だった。打上の失敗が続いてプロジェクトは放棄の寸前まで追い込まれたこともあった。しかし不屈の努力によって宇宙への道は開かれた。今日(米国時間10/8)、SpaceXは新たなマイルストーンを記録した。

少し前に、SpaceXのFalcon 9ロケットに搭載された無人のDragonカプセルがフロリダ州ケープカナベラル空軍ステーションから打ち上げられ、無事に国際宇宙ステーションと会合する軌道に乗った。Dragonカプセルによる補給ミッションは今回を含めて12回が予定されている。

宇宙ファンなら記憶しているとおり、SpaceXはこの5月に民間宇宙船として初めてDragonカプセルを国際宇宙ステーションへドッキングさせることに成功している。

しかし、今回は実際に貨物を搭載した初の本番ミッションだ。今回Drogonカプセルには1000ポンド(453kg)の補給物資が搭載されている(バニラとチョコレートのアイスクリームも含まれているという)。12回の補給ミッションについてSpaceXが受け取る金額は16億ドルだ。なかなかのビジネス規模だ。前回のビジネスはIridium通信衛星のプロバイダから受け取った4億9200万ドルだったから、SpaceXのビジネスは大いに拡大している。

Dragonカプセルは現在衛星軌道を飛行中で、国際宇宙ステーションへのドッキングは水曜になる予定だ。

〔日本版〕 元記事にはペイロードは1000ポンドとしてあるが、積荷内訳書によれば正確には882ポンドのもよう(低軌道打上能力は最大6トンとされる)。またFalcon 9の第1段の9基のエンジンの1基が燃焼の途中で停止するというトラブルに見舞われたが、他の8基のエンジンの燃焼時間を伸ばすことで無事、予定軌道への投入に成功したという。Space Xでは「エンジンの1基が故障してもミッションを続けられる」と信頼性を強調していたが、図らずも実証されたかたちだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+