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プロのシェフから情報を集めて料理やレストランをレコメンドするChefs Feed。2.0となりソーシャル機能も充実

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Chefs Feed App Icon食べ物やレストランのレビューを目的とするアプリケーションをみるとき、どれを見てもおすすめだと記されていて、いったい何を選べば良いのかわからなくなることがある。またレコメンデーションや評価が、本当に信用に値するのかどうかという区別もできにくいものだ。そうした問題になかなか面白い解決策を示すのがChefs Feedだ。このサービスでは、有名プロフェッショナルシェフからのレコメンドのみを扱う。

シェフたるもの、平均的Yelpレビュワーよりもおいしいものに対する知見を持っているはずだという信頼の上に成り立っている。そしてそうしたシェフたちにも、潜在顧客との関係形成および発展を願っている人がいることに目をつけているわけだ。実のところ、アプリケーションは1年ほど前にリリースされている。しかしこの度iOS版アプリケーションのバージョンが2.0となり、ソーシャル機能が拡充された。

共同ファウンダーのSteveおよびJared Rivera(順にCEOとCMO。2人は兄弟だ)がしばらく前に今回リリースするアプリケーションのデモを見せてくれた。その際には比較のために前のバージョンの方も見せてもらった。前の版はというと、シェフの行うレコメンドをただ見ていくだけのアプリケーションといって良いものだった。しかし今回のアップデートで、確かに「ソーシャル」性がアップしている。シェフ達が進める料理を眺めるだけでなく、お気に入りのシェフを「フォロー」して最新情報を入手できるようになっている。シェフたちは食べたものに関する情報や、あるいはそのシェフがやっているレストランでのおすすめ料理などについての情報を投稿する。また利用者のプロフィール情報も登録できるようになり、これまでに食べたものを記録しておくことができる。また今後食べに行こうと思っているもののリストを登録しておくこともできる。

chefs feed screenshot

Riverasによると、サービスには現在600名ほどのシェフが参加しているそうだ。French LaundryのThomas KellerやSpagoのWolfgang Puck、それにBabboのMario Bataliなども参加している。セレブシェフに対する注目も高まっている中、それぞれのシェフがかなり本気で様々な料理のレコメンドを行なっているのだそうだ。フォロー機能が実装されたことにより、一層シェフたちの本気度は増すことになるかもしれない。ちなみにシェフたちの情報登録も、今回の2.0で容易に行えるようになった。これまではChefs Feedに対して情報を送り、それをシステムに反映するという手順だった。それがアプリケーションから簡単に登録できるようになったのだ(Chefs Feed側の情報確認作業などは行われている)。

Chefs Feedは、確かにニューヨークなどの大都市ではかなり面白いサービスとして機能しそうだ。シェフ人口も多く、たくさんの情報がシステムに提供されているのだろう。しかし小さな町ではどうだろう。Steve Riveraによれば、小さな町でシェフ利用者があまり多くないところでも、Chefs Feedの役割はあるのだという。たとえばオースチンでは料理のレコメンデーションが200件程度しか登録されていないのだそうだ。しかしRiveraによれば「町の人の多くが、この200種類の料理をとても楽しんでいるんですよ」とのこと。

ところで、Riveraも認めているように、参加しているシェフの全てが積極的に情報の投稿を行なっているわけではない。しかし各シェフのペースに応じた形でシステムはうまく機能しているのだとのこと。たとえば毎日情報を投稿したいと考えるシェフがいれば、バージョンアップしたシステムで簡単にそれが行えるようになっている。そしてあまり情報の投稿を行なってくれないシェフに対しては、1週間に1度の頻度で情報の投稿を促しているのだそうだ。

マネタイズについてはどうなっているのだろうか。Steve Riveraによれば「メディアとしての価値を利益に結び付けられると考えています。つまり既存メディアと同様の形で収入を得ることを考えています」とのこと。確かにChefs Feedは良いスタートをきっているようだ。たとえばVirgin Americaの飛行機内ビデオにショートフィルムの提供を行なっている。また書籍刊行の予定もあるそうだ。さらにはテレビでも試験的に放送してみようという話があって、現在進行中なのだとのこと。

Chefs Feedはこちらからダウンロードすることができる。

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(翻訳:Maeda, H)