Twitterがビデオ・ホスティングに乗り出すという噂―すばらしいが怖い面もある

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AllThingsDの記事によると、Twitterはニューヨークのスタートアップ、Vineを買収して独自にビデオ・ホスティングを行うことに決めたという。われわれはTwitterにこのニュースの確認を求めたが、まだ返事はない。

これが事実なら、Twitterにとっては画期的なことだ。自ら総合的オンライン・メディアになろうという積極的な姿勢を示したことになる。現在、ユーザーはツイートに写真を添付することができる。写真はTwitterが独自にホスティングしツイートの下に表示している。Twitterで写真を共有するにはTwitterのサービスを使うのがもっとも簡単だ。次のステップはビデオとなるのは論理的には自然だ。しかし実はここには単なるテクノロジー以上の問題が隠されている。

現在われわれはFacebookやGoogle+でビデオを共有できる。しかしここで重要なのはこうしたサービスでは投稿者が公開範囲を細かく指定できるという点だ。ところがTwitterでは選択肢は2つしかない。公開か非公開かだ。

そうするとどういうことになるだろう? 恥ずかし過ぎる馬鹿げだ動画をイヤというほど見ることになるのだ。写真と動画ではインパクトが違う。酔っ払った誰かがカメラの前で尻を出した写真を見るのと―実際にそうしている動画を見るのではまるで違う。

それなら同じことをしているSocialcamやViddyはどうなのだと読者は尋ねるかもしれない。なるほど内容は同じだ。しかしTwitterの公開範囲は桁外れに大きい。見るのは全世界なのだ!

TwitterはいつまでもYouTubeのような外部サイトに依存していたくないだろう。しかしユーザーは現実の人間であり、考えられないような愚かな振る舞いをあえてする。

あなたが友だちと酔っ払って大いに盛り上がっているとしよう。あなたは携帯でビデオを撮影しその場のノリでTwitterにアップしてしまう。するともう取り消す方法はない。ひとたびTwitterに載ってしまったらネット中に拡散してしまう。YouTube、Google+、Facebookなら公開範囲を指定できるし、あとから動画を削除できる。しかしTwitterではそうはいかなない。これはテクノロジーの問題ではなくサービスごとのユーザーの行動の特質の問題だ。Twitterでの拡散は速い。一度起きたことは取り消し不可能だ。

Twitterがユーザーを不面目から守るためにどういう手段を取るのか注目だ。かなり難しいに違いない。それともTwitter側ではそんなことは気にしていないのかもしれない。私が指摘したいのはビデオ・ホスティングというのは単に大型のクラウド・サービスを一つ立ち上げるだけではないということだ。健全なビデオ・プラットフォームを作り上げるには多くのことに対処する必要がある。

私はVineを使ったことがなく、チームのメンバーと会ったこともない。しかし買収の話が本当であれば、Twitterがこうした点にも配慮することを期待したい。

[写真: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+