Google Mapsのストリートビューが17か国25万マイルに亘りアップデート, 将来のディスプレイ広告の下地か?

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new street view taiwan

Googleは地図の戦線で今も得点を稼ぎつつある。Appleがまだまだゲームをひっくり返す気配を見せない今日(米国時間10/10)、Googleはさらにその兵站に磨きをかけた。同社の発表によれば、地図上の場所を連続写真で見られるStreet View(ストリートビュー)にこれまでで最大のアップデートを施し、17か国以上に亘って25万マイルの道路について写真を一新および追加した。

この発表の前には、MapsのAPIにタイムゾーンの機能を加えた、という発表も行われた。APIのローカルな利用が一層充実し、複数の市場を相手にするデベロッパにとってさらに利用しやすいAPIになる。デベロッパ向けのブログ記事によると、タイムゾーンAPIの呼び出しは一日最大2500回までだ。ただし企業ユーザは一日最大10万となっている。

さらにその前には先週の金曜日、GoogleはGoogle Mapsのモバイルブラウザ用をアップデートしiOSユーザがiPhoneやiPadから地図にアクセスできるようにした。並行してGoogleは、このプラットホーム向けの新たなネイティブアプリの開発も続ける。しかし今回のブラウザ用アップデートでは、iOSデバイス上でストリートビューを見ることができ、そのことは、今日の発表の布石だったのかもしれない。

[背景談: iOS 6のユーザはご存じのように(iOS 5のユーザの中にもこの件で6へのアップデートを控えている人もいると思うが)、Appleのモバイルオペレーティングシステムの最新バージョンでAppleは、ネイティブの地図サービスとしてGoogle Mapsを採用せず、Appleが作成したデータを基とするサードパーティ製のiOS専用製品を載せた。そしてそれは、多くの人から見てきわめて不完全な出来栄えであった。]

ストリートビューのプログラムマネージャUlf Spitzerによると、今日のアップデートによりマカオ、シンガポール、スウェーデン、合衆国、タイ、台湾、イタリア、イギリス、デンマーク、ノルウェー、そしてカナダではストリートビューを見られるところが増えた。たとえば上の画像は、台湾のTaroko National Park(太魯閣国立公園)のTaroko Gorge(太魯閣渓谷)沿いの道路だが、前のストビにはなかった。これからは、これを見ながらドライブ気分を味わうことができる。

また、南アフリカと日本とスペイン、フランス、ブラジル、メキシコの6か国には、特別に美しい写真を集めた“スペシャルコレクション”が加わり、そのほかの国も小さなコレクションがアップデートされる。リビングルームで“カウチポテト”*ならぬ“カウチ観光旅行”ができるかも。〔*: カウチ(寝椅子)に寝そべってポテトチップを食いながらテレビを見ること…アメリカ人の肥満の原因の一つと言われる。〕

このコレクションはスポンサー企業などとの結びつきはなさそうだが、Googleはユーザとのビジュアルな対話性をこれからどんどん充実させて、それを今後の斬新なディスプレイ広告の基盤として使うのかもしれない。というか、Googleはこの領域ですでに、YahooやFacebookに対して差を付けつつある。地図サービスでさらに、その差が広がることも、ありえるね。

〔GoogleはGoogle Cultural Instituteもアップデート(未訳)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))