実名制のソーシャルグルメサービスRettyがグリーベンチャーズ、NTTインベストメント・パートナーズなどから1億円を調達

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retty logoグルメのレビューサービスと言えば、日本では食べログが有名だ。食べログは実際に訪れた店舗をレビューして、そのレビューに基づいて店舗をランキング表示するサービスだ。価格帯や地域、昼夜別にランキングを見ることが出来て人気のあるサービスなのだが、それとは少し違った視点でグルメサービスを提供しているRettyが本日、総額1億円のシリーズAの資金調達を実施したことを発表した。調達先はグリーベンチャーズ、NTTインベストメント・パートナーズ、三菱UFJキャピタルの3社だ。1年前にはサイバーエージェント・ベンチャーズとエンジェル投資家から2,200万円を調達している。

Rettyは昨年6月にオープンした実名制のソーシャルグルメサービスだ。ユーザーは実際に行った飲食店を共有・記録する。また、友だちを中心に、フォローしているユーザーが書いたレビューを見て、そこからお気に入りの店舗を見つけようというものだ。実名制と友だちのレビューという点で店舗の自作自演の可能性が低く、自分に関連性のあるレビューを見ることができるし、普段友だちがどのような店舗に行っているのかを知ることができる。

そもそもサービスを始めようとしたきっかけは、「ランキングだけのレビューだと、行きたいお店がなかなか見つからない。というのも、レビューを書いているのは一部の偏ったユーザーだけかもしれないし、それが万人に適用するものではない。所得が同じぐらいだったり、住んでいるエリア、所属している業界によって行く店舗が別れるので、友だちや顔の見える人が紹介する方がお気に入りのお店を見つけられるのではないかと思った。」とRetty代表取締役武田和也氏はいう。

友だちや顔の見えるサービスということで、RettyにはFacebookとTwitterのアカウントを利用して登録することができるのだが、ユーザーのうち約90パーセントがFacebookアカウントで登録しているそうだ。ユーザー数は現在9万人で、レビューのある店舗数は9万件とのこと。食べログが現在レビュー店舗数が約72万件で2005年のサービス開始から7年というのを考えると、順調な数字と言えるだろう。また、レビュー総数は25万件で、友だちが書いたレビューに対する「行きたい」ボタンをは45万回押されている。この「行きたい」ボタンの利用回数は毎月130パーセントずつ増えているそうだ。

retty

Rettyは現在6名で運営されており、今回調達した資金は主に人材に充てる予定だそうだ。また、本日から新たにアメリカ、シンガポールでのサービス提供を開始することも発表している。来年春には香港、韓国、インドネシアなどのアジア圏、来年秋にはヨーロッパにもサービスの規模を拡大予定だ。サービスを提供する国の選定は主に、スマートフォンの普及率やソーシャルメディアの利用状況、飲食店の数を加味して選んでいるとのこと。

また、収益化については今のところ何もしていないが、将来的には店舗への予約や「行きたい」ボタンを押したユーザーに対してクーポンを発行するなどを可能にし、店舗から手数料を取ることなどを考えているそうだ。

なお、RettyはWebiOSアプリAndroidアプリで利用可能だ。