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スケールアウトのための仮想化ストレージを提供するGridstoreが$12.5Mを調達

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スケールアウト用のストレージを提供しているGridstoreが、シリーズAの資金として1250万ドルを調達した。このラウンドを仕切ったのはGGV CapitalとOnset Ventures、これに既存の投資家も参加した。これで同社へのベンチャー投資の総額は1500万ドルになる。

Gridstoreは、ソフトウェアが構成しコントロールするストレージシステムを提供し、そのシステムは(分散クラスタリングストレージのための)シンプルな“ビルディングブロック”と、それによりストレージをスケールアウトする方法を提供する。Gridstoreの主張によれば、同社はメインフレーム的な一枚岩の(monolithic, モノリシック)ストレージと、そのフォークリフトを使って巨大ストレージをアップグレードするやり方に引導を渡す。同社はそれに代わり、分散グリッド環境をベースとする仮想化ストレージを提供する(下図)。

ブロックを加えていくことによって、仮想ストレージプールのサイズが大きくなる。ストレージプールの配置が適切であれば、仮想コントローラの数は無限である。ストレージのブロックが次々と加えられ、それに伴いコントローラが分散化されることによって、より大きな帯域が得られる。

Gridstoreの出現は、EMC、IBM、NetAppといったレガシーのストレージプロバイダにとって、新たな脅威だ。これらのプロバイダの一枚岩的システムは、一時代前のアーキテクチャだ。ある程度現代化されてはいても、そのルーツは10年から30年昔にさかのぼる。それらはソフトウェアを管理することが主な目的で、今日のように大量の、日に日に肥大していくデータの管理には向いていない。

同社は、顧客の企業が成長すれば同社に払う料金も増える、という無理のない方式をとっている。顧客は、必要に迫られてブロックを増やす。だから過剰設備にならず、使っていない容量に金を払うこともない。

Gridstoreのような新世代のストレージプロバイダは、市場に大きな革新的破壊をもたらしつつある。Gridstoreの課題も煎じ詰めればその提供物をスケールアウトすることだ。大手のストレージプロバイダは最新技術を持っていなくても強力な営業力とマーケティングにより、顧客に新製品を売りつける。また顧客は、長年安定的に使っているプロバイダと製品の方が安心できる、と思ってしまうのだ。

〔参考: スケールアウトという語については、たとえばこの記事を。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))