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Microsoft本社の魔法のショップでSurfaceにタッチしてきた―デザインのインスピレーションはモレスキン

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Surface; Red Touch Cover Front View

クリック、カシャ、クリック、スワイプ。今日は独特の動作音がMicrosoft本社のSurface開発部門に一日中響き続けた。Microsoftによると、Surfaceを生んだスタジオBは「Microsoft版のウィリー・ウォンカのチョコレート工場」なのだそうだ。

私は昨日(米国時間10/15)、シアトル州レッドモンドに飛び、20人のジャーナリスト、ブロガーと共に午後いっぱいSurfaceツアーをしてきたところだ。

「チョコレート工場」のテーマは念入りに繰り返され、われわれはまず金色のチケットを同封した「ウィリー・ウォンカのチョコレート」を招待状代わりに手渡された。これまでスタジオBは部外者公開されたことが一度もないのだといういう。

ツアーのプログラムを設定したのはWindows事業部のプレジデント、Steven SinofskyとSurfaceチームのゼネラル・マネージャー、Panos Panayだった。

Surface見学ツアーの間中、Microsoftの幹部たちは本体にカバー兼用キーボードをカシャッと接続する磁石や本体をデスクの上に立てる内蔵スタンドのカチリという音、ディスプレイの解像度などを自慢した。

さらに重要なのはMicrosoftが作り出すことに成功した独特の質感だろう。このタブレットを手にした感じは非常にユニークだ。VaporMgと呼ばれる独自の工程でMicrosoftは部品を収めた筐体をクレジットカードよりも薄く製造することに成功している。手にするとしっかりしていてシームレスな感触がある。

私はこのツアーでMicrosoftがソフトウェアよりハードウェアの出来栄えにユーザーの注意を向けさせたがっていたという印象を受けた。CMもレクチャーもデザイナーとの懇談もマグネシウムの筺体であり、本のような独特のデザインの使い心地であり、落下テストで証明された堅牢性などが焦点だった。MicrosoftはSurfaceでハードウェアに強く集中している。

Microsoftによると、Surfaceのデザイン上のインスピレーションは最初、モレスキンのスケッチブックから来たのだという。デザイナーたちは段ボールでさまざまなプロトタイプを作り、次にプラスチックで数百の試作品を作ってコンセプトを固めていったという。

われわれはカバー兼用キーボードを試す機会があったが、指で打ってみると、厚いテーブルクロスで覆われた重いテーブルを叩くようなどっしりした音だった。Microsoftはまた消費電力と解像度との困難なトレードオフについても説明してくれた。

全体として大いに印象に残るツアーであったが、ソフトウェアに関する説明がとても少なかったのが面白く感じられた。これはMicrosoftがデバイスのエレガントさの重要性に目覚めたということなのか、ポスト・パソコン時代のソフトウェアのあり方に不安を抱いている現れなのか興味深いところだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+