Facebookページがグローバル対応。翻訳とローカライズで海外宣伝費を呼び込む

次の記事

流行の家族向け「プライベート・ソーシャルネットワーク」。Grou.psも独自ホワイトレーベルにアプリケーションを用意して新規参入


これまでFacebookページは、制作された言語でのみ表示されていたため、海外のファンを疎外していた。このたび訪問者の母国語に翻訳して表示することが可能になった。これで国際ブランドは、ページを宣伝するためにさらにFacebook広告を買うようになるかもしれない。グローバルページは、10億人の言語多様な利用者たちが自分たちの好きなものについて会話するのを助けることによって、Facebookを、ウォール街が欲しがるペソやポンドや円と繋ぐのに一役買うかもしれない。

新しいGlobal Pageの仕組みによって、ブランドはカバー写真、プロフィール写真、ページアプリ、マイルストーン、「About」情報、およびニュースフィード記事のローカライズド版を設定することが出来る。英語バージョンのカバーが「Hello」でも、スペイン語圏の国々から来た人々は「Hola」で歓迎するバージョンを見るようにできる。

ページ管理者は単一あるいは複数の国からなる言語リージョンのための個別ページと、それ以外の人たちのためのデフォルトページを設定できる。一つのグローバルURLをアクセスすればユーザーは適切なローカルバージョンに動的にリダイレクトされる。これによって企業は、国ごとに専用ページを設定するという頭痛の種から解放され、効果的に管理するために必要なソーシャルメディア用マーケティング用の高価なソフトウェアを買う必要もなくなる。

企業は、Facebookのマーケティング担当者を通じて、グローバルページへのアクセスを申請して国別ページを統合することができる。

さて、これがFacebookに売上をもたらすしくみはこうだ。例えば米国拠点の国際ブランドがFacebookの広告キャンペーンを展開し、自社ページに「いいね!」をつけるよう人々に訴えるとする。この会社は世界中に顧客を持っているが、Facebookページは英語版しか持っていない。このため外国のユーザーは広告を見てクリックしたとしてもページの内容を読むことが出来ず「いいね!」を押さない。

その結果、こういう企業は米国在住のユーザーのみをターゲットする広告を買っていた。グローバルページがあれば、同じこのブランドがもっと大規模な国際Facebook広告キャンペーンを買う気になるかもしれない。このグローバル機能は、よりニッチな言語の国に拠点を持つ会社にとってはさらに強力な道具になりうる。インドネシアのブランドが米国人をターゲットした広告を買うようになるかもしれない。これは、シンガポールやドバイなどの都市にあるFacebookの海外広告営業部門全員が切望していたことだ。

一方これで、ローカライズされたページの管理は、Facebookが強く推進する次のソーシャルマーケティング・ソフトウェア機能になった。これは、Hearsay Socialの得意としていたものだ。これらのツールメーカーが、i18n(internationalization[国際化]を意味するプログラマー隠語)を望んでいるブランドを手伝う方法は他にもたくさんある。それでも今日の発表は、次々と機能を取り込み、サードパーティーには新しい付加価値を提供する方法を見つけさせようとする、Facebookの長期的傾向と一致している。

しかし、とりあえず売上のことを考えないとすれば、これはFacebookユーザーにとっても良いことだ。地球上の遠方にいる同じ物を好きな人同士がFacebookページのウォールでやりとりできる可能性が高くなる。地政学的境界を超えるコミュニティーの形成は、Facebookが世界に貢献するもっともわかりやすい方法の一つだ。自分とアンゴラやアフガニスタンやアルゼンチンの若者が同じノルウェーのメタルバンドに「いいね!」したことを知れば、みんながよく似ていて、いかに人種差別がバカバカしいかがわかるだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)