日本のEコマース巨人、楽天。年間売上50億ドルの25%はモバイル。成長率は3~400%

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今日(米国時間9/19)スタンフォード大学で行われたY CombinatorのStartup Schoolイベントで、楽天のファウンダー、三木谷浩史氏が講演し、同社のカルチャー、買収そして昨年の常軌を逸した成長について話した。

Rakutenをご存じない方に説明すると、日本の東京を拠点とするEコマース企業で、多くのウェブおよびモバイルサイトを運営し、その筆頭が日本最大のオンライン小売サイトであるRakuten Ichibaだ。同社は、売上高では世界最大のEコマース企業でもある。

この会社は過去2年間、海外での買収と投資に関して多くの雑音を引き起こした。昨年9月のPlay.com、2010年のBuy.com、Kobo等々。しかし、もっとも知られているのは、今年5月にPinterestの1億ドル調達ラウンドをリードしたことかもしれない。評価額は15億ドルだった。

あのラウンドはPinterestが世界進出する意向を明確に示し、特に楽天との戦略的提携をてこに日本でのプレゼンスを高めようとするものだ。三木谷氏は「日本でPinterestは非常に早く成長している」と言っていた。

賢明な戦略的買収および投資に加え、楽天CEOはEコマース企業が日本および国際市場で成長するための主要因はモバイルであると語った。これは、モバイルコマースと家庭や海外でのタブレットの普及が急成長していることを反映している。同社は今年モバイルの成長が2012年の楽天成長物語の主役になると 予言した。そして今日三木谷CEOが、現在の状況を垣間見せてくれた。

三木谷氏によると、楽天は現在年間売上約50億ドルで、その25%が多機能電話とスマートフォンの両方からなるモバイルによるものだ。取引の40%が従来型携帯電話、60%がスマートフォンだ。現在モバイルは年間300~400%成長していると同CEOは言った。この成長が続けば、数年のうちに楽天の取引の50%がモバイルになると信じていると三木谷氏は言っていた。

強力なEコマース事業を作る上で他に必要な基盤はなにか。強力なブランドおよびサイト横断のロイヤリティー・プログラムを作ってクロスセルの機会を生み出すこと、そしてもちろん、強力なデータベースで顧客のやりとりと行動を分析することだ。

これらに加えて三木谷氏は、企業のスケーリングには「強力な運用カルチャーが決定的に重要であり」、その強力な運用カルチャーを構築するためには「分析と定量化が重要である」と信じていると語った。そう、そして改善をやめないこと。それを三木谷氏は「improving, improving, improving」と表現した。

スタートアップとアントレプレナーに対するあと2つ重要なアドバイス。買収や合併を最終決定する前に「カルチャーの融合を確認」し、多様なスキルを持つチームを形成すること、そして「早期にカルチャーを定義し、市場の欲しがるものを作る」ことだ。

最後に、雑音に注意を奪われないこと。「ライバルのことを心配するな、自分を良くすることだけ考えろ」

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(翻訳:Nob Takahashi)