アナリスト、iPad Miniの製造コストを195ドルと推定。予想価格は329ドルから。粗利率40%

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AppleのiPad mini発表は来週前半に決まったが、大きな未知数はやはり価格だ。この週末いくつかの新情報が出まわり、価格に関して多少のヒントが浮上してきた。KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kulは、 iPad miniの部品表と思われるものを事前に閲覧し、9t05Macがそれらしい米国小売価格を報じた。これでiPad miniの粗利を既存のApple製品ラインと比較できる。

Kuoが推定するiPad miniの原材料費と製造コストは、16GB Wi-Fi機種の195ドルから64GB、LTE + Wi-Fi版の254.50ドルまでの範囲だ。彼の推定値は、経験値、既存の価格と他のAppleデバイスの部品リスト、およびこの新タブレットの報じられている部品供給元などに基づいている。これとは独立に9to5Macは、小売価格を16、32、および64GBのWi-Fiのみモデルがそれぞれ329ドル、429ドル、および529ドル、Wi-Fi + LTEではそれぞれ、459ドル、559ドル、659ドルとしている。これらを総合すると、粗利率は低価格機で40.73%、フル装備iPad miniで61.38%となる。

利益率はAppleの屋台骨であり、以前の記事で私が説明したように、同社がガジェット製造競争の中で、時価総額、利益、保有現金のいずれにおいてもトップの座を保っている理由だ。例えばiPhone 5は、最低価格機種の粗利率が68%、最上位機種は72%で、利幅はなんと256.72%だ。しかし、2つのレポートを合わせると、iPadも十分Appleの許容範囲に収まりそうだ。最新iPadの粗利率は、16GB Wi-Fieモデルで36.66%、最上位モデルで50.70%だ。

Amazonとは異なり、Appleは決してデバイスを採算をとるだけ、あるいは損をだして売ることはしない。それはAppleのデジタルコンテンツ・エコシステムが大きな収益をあげていないからだ(ただし、相当量を稼いではいる)。しかし、これらの記事を合わせてみると、いかにAppleが新デバイスを現行iPadよりかなり安く提供し、かつ十分な利益をえられるかがわかるだろう。

もちろん、もし9to5Macの情報が正確ならiPad miniの価格は、ライバルのNexus 7やAmazon Kindle Fireの入門価格を大きく上回ることになる。しかしすでに述べたように、ハードウェアを激安目玉商品として売る選択肢は、Appleの中にない。そしてAppleは価格ではなく、現行のiPad製品ラインの品質と評判を強調するだろうが、私は多くの消費者がそれを説得力のある主張だと受け止めると思う。

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(翻訳:Nob Takahashi)