地震の避難警告を怠った科学者7人に故殺罪で有罪判決

次の記事

新型iPod touchの「ストラップ」に秘められたのは、コンパクトデジカメを駆逐しようというAppleの夢

イタリアの科学者7名が、2009年にラクイラ市を襲った地震の予知、警告に失敗したとして故殺罪で有罪判決を受けた。「高リスクに関する最高委員会」の科学者パネルメンバーらは、大地震前の数週間に起きた微震が、避難行動の根拠となったかどうかに関する「不正確、不完全で矛盾する情報」に対して禁固6年の刑を言い渡された。「地震予知は不可能であり、この科学者らは裁かれるべきではない」とオックスフォード大学の地球科学者、John Elliottは言っている

関係者はこの有罪判決に憂慮している。イタリア法ではさらにもう一段階の再審を必要としているが、判決は他のあらゆる公共政策に関わる科学者たちを震撼させるものだ。「もし科学界が、結果的に不正確だった予言をしたり、後に起こる事象を正確に予言しなかったことについて罰せられるなら、科学的探究は確実なことにのみ限定され、医学から物理学にいたるあらゆる発見に関わる恩恵は停滞する」と、英国の王立バークシャー病院長のMalcolm Sperrinは語った

目撃者らは、あの科学的判断は無責任であり、人々に自分の直感が逃げろと言っていたにもかかわらず、その場に留まらせるという結果を招いた、と言っている。Guido Fioravantiは、なぜ母親がその場に留まるという悲しい決断を下したのかを思い起こす。「母の怯えた声を思い出します。他の時なら逃げたはずですが、あの夜、父と一緒に、リスク委員会に言われたことを繰り返し自分に言い聞かせていました。そして逃げませんでした」

この審議中の有罪判決は、科学界にとって危険な結果を招く恐れがある。みなさんはこの決定をどう思うだろうか。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)