ニュース

Yahooの2012年Q3、マリッサ・メイヤーCEO初のフル四半期でアナリスト予測を上回る。売上12億ドル、非GAAP1株あたり売上0.35ドル

次の記事

ティーンがアップした性的写真の88%が「パラサイト・ウエブサイト」に転載されている

今日(米国時間10/22)Yahooが2012年第3四半期の決算報告を行った。新CEO Marissa Mayerが初めて全期間指揮をとった四半期だ。Mayerは 第一子出産後の短い産休を終え、 フルタイムに戻って働いている。今日の午後、Yahoo投資家らとCEOとして初めての会見に臨み、業績について話す予定だ。

全般的に見てYahooにとって順調な四半期だった。GAAP売上12億ドルは2012年第2四半期の12.2億ドルを僅かに下回り、2011年第3四半期の12.17億ドルからは前年同期比1%減少した。非GAAPでは、これは同社の売上を評価する際Yahooアナリストの多くが好んで用いる基準だが、Yahooのトラフィック獲得コストを除いた売上(ex-TAC)は10.89億ドルで、前四半期のex-TAC 10.81億ドルを僅かに上回り、2011年Q3の10.72億ドルからは前年同期比2%増だった。

TechCrunchのデザイナー、Bryce Durbinが作ってくれた同社のGAAP売上の変遷を表すわかりやすいグラフを下に貼った(クリックで拡大)。

収支に関して、Yahooの1株当たり利益(EPS)は非GAAPで0.35ドルで、これはYahooがAlibabaの株式売却で得た利益28億ドルおよび、リストラにかかった費用1600万ドルは除外されている。これら2つの要因を加味すると、YahooのGAAP EPSは2.64ドルとなるが、同社はこの数値を「無意味」であるとしており、これはAlibaba株売却の規模によるものと思われる。いずれにせよ、GAAP、非GAAP共に利益は2012年Q2のEPS 0.27ドルおよび2011年Q3の0.23ドルから有意に上昇している。

しかし、Alibaba株売却などの戦略的行動が全体的収支を押し上げる一方で、Yahooの事業売上が前年比で下落していることは注目すべきだ。同社のGAAP事業売上は1.52億ドルで前四半期の売上0.55億ドルからは大きく伸びているが、2011年Q3の1.77億ドルからは14%減少した。

それでもウォール街のアナリストらは、YahhoのEPSを0.26ドル、売上を10.8億ドルと予測していたので、同社の業績はいずれの予測も確実に上回った。これまでのところ株式市場はこのニュースに後押しされている。同社の収支報告から20分以内に、時間外取引でYahoo株はすでに3%上昇した。

四半期報告に関するプレスリリースで、Marissa Mayerの言葉が以下のように引用されている。

Yahoo! にとって順調な第3四半期であり、検索およびディスプレイ広告の安定した収入に力を得た。われわれはYahoo!の長期的成功のために重要な段階を踏んでいるところであり、品質およびユーザー体験改善への集中は、弊社の広告主、パートナーそして株主にとっての価値を高める原動力になると確信している。

Yahooはさらに、従業員を減らすことによって会社をスリム化した。同社は2012年Q3終了時点で1万2000人のフルタイム社員を擁しているが、これは1年前の1万3700人と比べて12%減少している。また同社は本格的な株式の買い戻しを行ったが、これは通常自信の表れであると考えられている。Yahooは2012年第3四半期中に計1.90億ドル相当の株式を買い戻し、2009年以来の買い戻し総額を40億ドルとした。

勇気づけられる一方、数字は物語の一部でしかない。投資家たちはYahooがインターネット業界で主役の座を取り戻すためのMayerの全体的ビジョンを待ち焦がれている。この数週間、MayerはYahoo首脳陣に新たに強力な顔ぶれを揃え始めた。直近ではGoogleで同僚だったHenrique De CastroをCOO職に、テク業界のベテラン、Ken GoldmanをCFOに迎えている。ウォール街は、彼女が経営チームと共に今後数週間数カ月に何をやろうとしているのか詳しく聞きたがっているので、今回の収支会見は見ものだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)