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これが「進化」の必然か!? 30秒毎に目の前のシーンを撮影し続けるウェアラブルカメラのMemoto登場

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これが不可避・不可逆な「進化」というものなのかもしれない。

カメラはだんだんと小さくなり、ストレージ価格は下落を続けている。そしてこの流れは人生のすべての思い出をデジタルで保存していくというところに繋がっていく。

そしてこの流れの中、ストックホルムのスタートアップであるMemotoが、最近流行しつつある「Quantified Self」の動きにも触発されて新たなデバイスを生み出した。周囲の状況を自働的に記録し続けていく切手サイズのカメラだ(本体には操作ボタンも一切ない)。

このカメラ、30秒毎に写真を取り続け、生活の様子を記録し続ける。そして提携しているオンラインサービスを利用してデータを保管し、そして日付、時間、場所などによって分類して、後に目的のシーンの写真を簡単に見つけ出せるような仕組みを構築する。

プロジェクトは現在キックスターターに登録されている。グレイ、白、そしてブライトオレンジといった3種類のカラーバリエーションを用意して、来年には279ドルで売り出したい考えだ。Kickstarterでサポートしてくれる「初期サポーター」には、カメラとオンラインストレージの1年間利用権が199ドルにて提供される。

果たして、さまざまな問題を生じたりはしないだろうか。

おそらく問題も出てくるだろう。ただカメラデザイン時には、覗きやその他不適切な用途には使いにくいようにということも考えて、あえて無骨なデザインを採用したようだ。また暗い場所におかない限り撮影は続けられ、逆に言えばカメラを装着していれば撮影中なのだということがわかるようになっている。他のウェアラブルカメラ(Google Glassなどもこの中に入る)などでは、撮影されているのかどうかがよくわからない。「装着している限りは撮影中」というのは、わかりやすいと言えるかもしれない。

共同ファウンダーのMartin Källströmは、ブログ、ツイッターなどをモニタリングして、特定プロダクトに対する市場の反応を調査するためのTwinglyというサービスを立ち上げた経験を持つ。それに続いて、このMemotoに乗り出したわけだ。

Källströmは「Quantified Self」というムーブメントに大いに関心を持ち、またマイクロソフトのリサーチャーで「ライフログ」の研究でも有名なGordon Bellのアイデアにも大いに影響を受けたのだそうだ。

Källströmの主な狙いは「意外な瞬間」の記録にある。たとえば子供が初めて立ち上がった瞬間などを記録に残したいと考えたわけだ。そうした「事件」は思いがけないときに起こることが多く、なかなか写真に残したり、ビデオを撮っておいたりということもできないものだ。また、思い返してみれば非常に大切な記憶であっても、経験しているまさにその時には大切さに気づかないということもある。Memotoは、そうした「事件」や「通りすぎてしまう事象」を記録に残そうと試みるプロダクトなのだ。

カメラは500万画素で、GPSによる位置情報および撮影時刻を記録するようになっている。1度の充電で2日間ほど利用できる充電式バッテリーが内蔵されている。小さなステンレスクリップで衣服に取り付けて使うことが想定されている。

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(翻訳:Maeda, H)