Zynga、突然の大量レイオフ―ボストン支社閉鎖、The Villは終了か

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今朝(米国時間10/23)、Zyngaのゲーム担当上級副社長、Todd Arnoldがボストン支社に現れ、50人の社員に対してこのオフィスの閉鎖を告げた。

同様に、テキサス州オースティンのオフィスでも多くの社員がレイオフの通告を受けた(このうち3分の2はThe Villeの開発チーム、3分の1はBingo開発チーム)。社員は通告を受けるまでまったくこのことを知らなかったという。われわれはまだレイオフの正確な人数を把握していない。Zyngaにコメントを求めているがまだ返事はない。

オースティン支社の社員の多くはサンフランシスコ本社への転勤を打診されたという。The Villeはインド支社に移管されてメンテナンスを受けることなった。これは不人気がゲームを終了させるときのZyngaの通常の手続きだ。

ボストン支社は完全に閉鎖された。ボストン・スタジオでは新ゲームがリリース直前まで来ていたという。またこのオフィスはそれまでFarmVilleの続編の開発も手伝っていた。元社員の情報によれば、シカゴ支社でもレイオフがあった模様だ。

このレイオフの実施は偶然にもAppleのiPad Miniの発表と重なったことになるが、この時期が選ばれたのはZyngaの四半期決算の発表が迫ってきたからでもあるだろう。

ファウンダー、CEOのマーク・ピンカスは「株主に向けて収益性を示したいだろうが、売上が落ちているのでそれはますます難しくなっている」と元社員の一人は観測する。これほど性急なレイオフは銀行に16億ドルもキャッシュがある会社としては理解に苦しむ行動だ。

だが株式市場は現在Zyngaを16億7000万ドルと評価している。これはまさに銀行にあるキャッシュと同額だ。つまり市場はZyngaという会社自体にはほとんどゼロの価値しか与えていない。こうなるとZyngaは買収の対象として割安なのではないかという観測も出てくる。

しかしわれわれの情報源は「ピンカスは上場企業のCEOとして是が非でも成功したがっているようだ」と述べた。ちなみにピンカスの父親は企業PRの専門家で、数多くの上場企業のCEOに投資家向け広報のコーチを務めてきた。またピンカスはZyngaの意思決定に関して十分な株式議決権を保有しているので、会社の売却を外部から強制されることはないということだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+