第3四半期タブレット市場は2500万台と成長鈍化―Androidはシェアを伸ばす(調査レポート)

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Apple曰く、iPad miniの利益率は他のApple製品より「著しく」低い

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先ほどAppleの第3四半期決算発表のカンファレンス・コールが終わったところだが、Strategy Analyticsも世界でのタブレットの販売台数の調査レポートを発表した。依然iPadは全出荷台数の57%でトップの座を占めているが、Appleは第3四半期でのiPadの販売台数についてアナリストの予想を下回った。同時にタブレット全体に占めるAppleのシェアも若干低下している。

これに対してAndroidは過去最高となる41%のシェアを獲得し、Appleとの差を詰めている。世界でのタブレット全体の販売台数は2500万台をわずかに下回った。

Strategy Analyticsによれば、タブレットの販売台数は前年同期の1720万台から43%アップしたという。しかし2010年前から2011年にかけての成長は289%だったので実はタブレットの市場の成長は大きく鈍化したことになる。

GoogleのNexus 7とAmazonのAndroidをベースにしたタブレットは、iPad各モデルの新製品の発表が予期されたために販売が鈍化したのかもしれない。しかし不況が長引いていることが消費全般を鈍らせているという要素が大きいようだ。

Strategy AnalyticsはAppleのiPadの販売が第3四半期に1400万台にとどまったことを不調と見ている。対前年同期比で7%という有意な減少だ。タブレット市場はスマートフォン市場よりさらに「2頭立てレース」の様相が強い。つまりAppleの減少はそのままAndroidの増加につながる。Strategy AnalyticsのPeter Kingは「Appleの減速は各種Androidの利得となる」と書いている。第3四半期のAndroidの41%というシェア(販売は1020万台で昨年同期の2倍)は昨年同期の29%からは大躍進だ。

Strategy AnalyticsのNeil Mawstonは「スマートフォンの初期と同様、販売台数ではAndroid タブレットのメーカーはどれもまだAppleに遠く及ばない」と指摘している。Amazonが世界でKindle Fire HDを発表し、AsusがNexus 7で健闘していることを考えるとSamsungがタブレットでもスマートフォンの成功を繰り返せるかどうかは明らかではない。

またWindows 8とそのタブレットがリリースされるものの、Microsoftはスマートフォンの場合と同様、ゼロからの苦闘となるだろう。Strategy Analyticsは今年第4四半期のMicrosoft OSのタブレットは世界市場でわずか2%程度のシェアにとどまるものと見ている。

なお、Strategy Analyticsのタブレット市場の分析にはeブックリーダーは含まれていない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+