NTTドコモがスタートアップのインキュベーションと投資を年度内にスタート

次の記事

Yahoo!、新しいロゴを検討中か。どうやら「!」は生き残る?!

NTTドコモの四半期決算発表が今日行われたが、この決算発表の席上でNTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏が同社がスタートアップのインキュベーションと投資ファンドの設立について発表した。席上では軽く触れられただけだったが、報道発表資料によれば、2012年度中に起業支援プログラムをスタートさせるという(名称はドコモ・イノベーションビレッジ)。また、100億円規模のベンチャーファンド(名称はドコモ・イノベーションファンド)も設立する。ファンドの運営は新たに設立するNTTドコモの子会社によって運用される。

ドコモ・イノベーションビレッジについては、詳細は明らかにされていないが、「ハード・ソフト両面から起業家を支援するプログラム」で「審査によって選ばれた複数のチームに対して、共同オフィススペース等の開発環境を提供します。また、専門家による経営面や開発面のアドバイスに加えて、起業経験者や著名経営者による講演会を開催いたします」とあるので、シードアクセラレーターなどが行っているプログラムに近い形式になるのだと予想される。

よく知られているようにKDDIも同様のインキュベーションの∞ Laboを昨年5月にスタートさせ、今年2月には自社のスタートアップ向けファンドのOpen Innovation Fundを立ち上げている。NTTドコモの今回の動きはこれに追随するものだと考えられる。

加藤氏は「dマーケットやドコモクラウドの出口があればいい」とコメントしているので、メインのインキュベーションはBtoCの事業がメインになるのかもしれない。これは、KDDIがインキュベーションで手がけているスタートアップの事業をスマートパスなどにつなげているのと近いのだと予想される。

いずれにせよ、スマートフォンの事業を手がけるスタートアップにとっては朗報だろう。

なお、今回の決算発表でNTTドコモは2013年3月期の連結営業利益を従来予想の9000億円から8200億円へ下方修正している。