ハリウッドとテクノロジーがさらに親密化―ディズニーがスターウォーズのルーカスフィルムを40.5億ドルで買収
ハリウッド、テクノロジー、ゲームの世界は今までになく親密化している。
今日(米国時間10/30)の午後、その最新の証拠が発表された。エンタテインメント界の巨人、ウゥルト・ディズニー・カンパニーはスターウォーズ・シリーズの製作で知られるルーカスフィルムをキャッシュと株式、40億5000万ドルで買収するという。
これはジョージ・ルーカスにとってはたいへんな給料日となった。脚本家、監督、そして世界のギークのアイドルであるルーカスはルーカスフィルムの会長であり100%の株主だ。
重要なのはルーカスフィルムが単なる映画製作プロダクションではないという点だ。ルーカスフィルムは傘下のLucasArts divisionを通じて数々の人気ビデオ・ゲームを送り出している。また高度な映像技術はIndustrial Light and Magicを通じて、アニメはLucasfilm Animationを通じて提供している。 それ以外にも多数のグループ企業が存在する。ルーカスフィルムはこの35年間、テクノロジーとショービジネスの間で巧みにバランスを取ってきた。サンフランシスコの本社にはグラフィックデザイナーに加えて多数のプログラマーが雇われている。ルーカスフィルムは南カリフォルニアを中心とするエンタテインメント・ビジネス本流から見れば異端児だ。良いニュースは、ディズニーが「ルーカスフィルムの社員は現在のままサンフランシスコ・オフィスに勤務するものとする」と発表していることだろう。
またこの買収はディズニーがテクノロジー面の強化にいかに熱心かを表すものだ。—近年、ディズニーは2006年にジョブズが会長を務めていたPixarを74億ドルで買収し、2009年にはMarvelを40億ドルで買収している。
われわれはこの買収についてテクノロジーの観点からさらに分析を行うつもりだ。〔日本版:ディズニーによる発表の全文は原文参照〕
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)