図形制作コラボのGliffyがFlashからHTML5へ全面移行–その企業戦略上の意味とは?

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gliffy

コラボレーションで図表を作るSaaS、Gliffy が、全面的にHTML5に移行する。ユーザであるデベロッパや企業の人たちが最近ますます、Mac、PCなどいろんなプラットホームからコラボしたいし、サードパーティのアプリケーションの中からも使いたい、と思うようになっているからだ。

Gliffyはこれまでずっと、Flashを使ってきた。最初にHTML5を採用したのは、デベロッパのコラボレーションプラットホームAtlassianのためだ。そして2013年の第一四半期には、完全にHTML5に移行する。

Gliffyのユーザは数百万人いるが、その約半数はAtlassianの上で使っている。だからHTML5への移行はAtlassianのエコシステムのためでもある。Atlassianの場合HTML5化したGliffyは、そのコラボレーションプラットホームConfluenceのプラグインになる。下の図は、Atlassian Confluenceで使われているGliffyの画面だ。

しかしなぜHTML5か? それはまず第一にクロスプラットホームだ。Flashよりも管理がしやすい。ブラウザ上の第一級市民だ(Flashは下層民?)、それに、今ではデベロッパがHTML5の方を好む。

しかしGliffyの場合の移行の重点は、Atlassianのエコシステムとの統合にある。アプリケーション開発のためのプラットホームは、成熟している。またそこには、Salesforce.comのAppExchangeに代表されるような新世代のアプリケーションストアがある。だからHTML5に移行することはGliffyにとって、多様なプラットホームにまたがって、Atlassianにかぎらずいろんなサードパーティ環境で利用されうることを意味している。

Gliffyは、MicrosoftのVisioや、CreatelyLucidchartなどと競合する。HTML5化は競合のためにも有利だが、ただしネイティブアプリが強いモバイル環境ではそれほどでもない。

Gliffyは、HTML5をタブレットの市場に持ち込むだろう。タブレットも今はご存じのように多様化しているから、マルチプラットホーム対応が有利になってくるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))