Facebook幹部曰く:ユーザー体験と広告は表裏一体

次の記事

Nexus 7 3GはAndroidで最高のタブレット―いよいよAppleは戦争に巻き込まれた

Facebookの収益化への取り組みはユーザー体験の犠牲の上に成り立っているのか。同社の幹部、David Fischer(マーケティング・事業提携担当副社長)とSam Lessin(アイデンティティー製品グループ責任者)が今日(米国時間11/13)、そのようには考えていないと語った。代わりに、Facebookチームはユーザー体験と広告を「同じコインの裏表」と考えている、とFischerは説明した。

FishcerとLessinが話したのはTechonomyカンファレンスで、Fischerはそこで、ニュースフィード内の適切な広告記事は「むしろ優れたコンテンツである場合が多い」と主張した。例えば、彼は熱狂的に雪が好きなので、スコーバレーの広告はたった今彼にとって非常に関係が深いと言う。

一方Lessinは、繰り返しFacebookのニュースフィードを「理想的な新聞」と比較した。同社は、各ユーザーにとって最も関係の深いコンテンツを配信するために日夜改善を試みている。だから体験の「経済要素」について考える方が、広告を全くの別物とし扱うよりも自然だと語った。

「私には対話したいと思うブランドや企業がたくさんあります」とLessinは言った。

進行役のデビッド・カークパトリック(同カンファレンスの主催者であり『フェイスブック 若き天才の野望』の著者)は、最近Facebookが製品に広告を組み込んでいる取り組みを賞賛し、これが会社の考え方として大きな変化であることを示唆した。Lessinはこれに対して、それは「時間軸」によると語った。Facebookの収益化計画は、比較的最近になってからの動きだが、数年前でさえ、もし会社の誰かに10年後にサービスがどう進化していると思うかを聞いたなら、同じ答えが返ってきただろうと彼は言った。

Lessinの話は新聞との比較に留まらなかった。Facebookと他の新しいテクノロジーは、われわれに3つの新しいスーパーパワーを与えた、あらゆることを記憶し、世界中の人と話し、そして膨大な量のデータを処理する。Facebookはこれらのテクノロジーを発明していないが、この変化の重要な部分である、と彼は語った。

「われわれこの新しいスーパーパワーをどう活用したいのか」と彼は問う。

カークパトリックは、Facebookがさまざまな業界を劇的に変化させていることについて、いつかFacebookは人々に新製品を買うよう説得するだけでなく、新しいタイプの商業や新しいタイプの企業を生み出すのではないかと言った。Lessinは同意し、さらにわれわれは「歯磨きのようなものをもっと効果的に」売る能力を軽視すべきでないと言った。つまるところ、「歯磨きもすごい製品の一つだから」と彼は言った。

さらにカークパトリックは、個々のユーザーが料金を払って自分のコンテンツをニュースフィードで宣伝する「プロモート記事機能」について尋ねた。彼は、この機能を試した(他のライターも)ところ結果の透明性が十分ではなかったと不満を漏らした。FischerとLessinによると、Facebookは、オーガニックリーチ、有料リーチ、エンゲージメントなどの統計データを提供している。どうやらカークパトリックが見つけられなかっただけらしい。Facebookがそれらの数字を公開できない「哲学的」理由はないとLessinは言ったが、データ可視化とデータ過剰の間には微妙な綱引きがある。

インタビューの始まりも終わりも、Facebookが直面する大きな問題、モバイル戦略、特にその収益化能力についてだった。Fischerはまず、Facebookの最新収支報告書に、同社の広告収入の14%はモバイルによると書かれていることを指摘した。最後にLessinは、Facebookのモバイルにおけるチャンスには「信じられないほどわくわくしている」、その理由の一つはスマートフォンがFacebookの潜在能力を解放したからだと言って締めくくった。「ある意味で、われわれはモバイル以前にスタートしたモバイル企業なのです」。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)