TechCrunch Tokyo 2012:スマートフォンでタクシー・ハイヤーが呼べるUberのファウンダー、東京進出を発表

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TechCrunchのKim-Mai Cutlerと私は今週は日出る国に滞在している。いくつものスタートアップを訪問したし、TechCrunch Tokyo 2012にも参加して講演した。

今日(米国時間11/15)カリフォルニア州公共事業局がUberを始めとする多数の交通関係のアプリに罰金支払の通告書を送付したというニュースが飛び込んできた。そのUberの共同ファウンダー、CEO、トラビス・カラニックがTechCrunch Tokyoのステージに立ち、彼のリムジン・タクシー配車サービスを紹介した後、アジアに事業を拡張する意向を発表した。.

講演の最後で、カラニックは東京で「20人程度の非常に有能な人材」を採用し、「ウーバー東京」を発足させるつもりだと述べた。どうやらUberのアジア進出は東京が最初のターゲットとなるらしい。条件が整えば3週間くらいで新会社を立ち上げたちあげられると思うとカラニックは壇上で語った。

東京がアジアでの事業の最初のターゲットになっているのか質問すると、彼は「だいたいそういうことだ」と認めた。また彼は「Uberのアジア事業は人材の獲得にかかっている。これまでに4950万ドルの資金を調達しており、その中には香港人脈も含まれる」とも語った。しかしカラニックが自ら訪問した最初の国は日本だった。

Uberが東京で開業しようとするなら、アメリカの各都市を含めて世界中どこでもそうだろうが、ありとあらゆる方角からの集中砲火を浴びるだろう。東京はタクシーで溢れている。日本経済の沈滞で多くの職が奪われたこともあって、タクシーの数は増加し、5万8000台もが免許を受けている。Uberはあくまで配車サービスであり、自身ではタクシーやリムジンをいっさい所有、運行しないので、東京で事業を始めるにあたって国土交通省から許可を受ける必要があるのかどうかはっきりしない。

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規制や需要の点から考えると、すでにタクシー配車アプリがいくつか登場している香港の方が有望かもしれない。タクシーの数は多いものの、成田国際空港にタクシーで行くのはあまりお勧めできる方法ではない。300ドル近くもかかる上にリムジンバスより遅いことさえある。

ともあれ、既存勢力や行政からの攻撃など多くの障害にもひるまず、カラニックはUberのプラットフォームをフルスピードで世界に展開しようとしていることは明らかだ。カラニック自身は成田空港には行きも帰りもバスを使ったのだが。カラニックはアメリカに戻る途中オーストラリアに寄っていくそうだ。

〔日本版〕 TecCrunch Tokyoの講演で、カラニックは「Uberはタクシー、リムジン(ハイヤー)会社ではなく、あくまで配車と支払のサービスだ」という点を強調した。必要な免許は自動車の所有者、運転者が正規に取得しているのだからUberに二重に免許を要求するのは不当だという主張だ。Uberのサービスのセールスポイントはスマートフォンを利用した効率的なコミュニケーションと5分以内の配車を可能にする高度なアルゴリズムにあるという。東京でどう展開されるか楽しみだ。(写真撮影:滑川)

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(翻訳:滑川海彦 Umihiko Namekawa/Facebook Google+