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電球をインターネットに接続したSparkプロジェクト–一体何ができるのか?

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インターネットには、たくさんの顔がある。ある人にとっては知識の泉、別のある人にとってはポルノの泉。でもSparkの人たちにとって、それは照明の泉だ。

ミネソタ州のSparkは、電球をインターネットに接続するプロジェクトだ。器具と電球のあいだにドングルをかませて、その電球が世界中のどこのどの部屋にあっても点けたり消したりできるようにする。試してみたい? ここへ行って#hellosparkにツイートするんだ。それぐらい簡単、ということ。

Zach SupallaとZachary Crockett博士が始めたこのプロジェクトは、あなたの家のすべての照明を、Webの怪物にしてしまう。

Sparkにできることは:

暗い家に入る前に家全体を明るくする。
寝室の照明を目覚まし“日の出”にする。10分間にわたって徐々に光度を増し、自然な目覚めを誘う。
家のすべての照明をボタン一つで消灯する。
テレビを見ているときや夕食時にはリビングの照明をやや暗くする。
休暇旅行中に家の照明を点滅してドロボーが入らないようにする。
メールやテキストメッセージが来たときには明かりがパッと点いて通知する。
外が明るくなったら照明の照度を下げて省エネする。

Supallaは曰く、“ヒントはぼくの父だ。耳が聞こえないので明かりで合図をしている。父のために、昔から電話機でベルの代わりに使われていたストロボを利用できないか、と最初は考えた。今の父は携帯電話やテキストメッセージを使っているが、家で父の様子を見ていると、ポケットから正しいタイミングで携帯を取り出せない。だから、父の部屋の照明を点滅してメールやメッセージングの着信を知らせるシステムを作ろう、と思いついた。でもそれを作り始めてみたら、こいつはオープンなAPIで提供したほうが機会が大きい、と気づいた”。

彼の装置はRESTfulのAPIでコントロールする。だからWebと対話する自分だけのSparkをプログラミングできる。“今後はソフトウェア開発のコミュニティの力で、照明と対話するすごいアプリが生まれるかもしれない”、とSupallaは言う。

Kickstarterで資金を募集していて、目標25万ドルに対し2万ドル集まっている。お値段は一個59ドルだが、おもしろいことをしようと思ったら、もっとたくさん要るだろう。最初はArduinoの基板とスイッチで実装したが、今では専用のICにして、IKEAの卓上ランプFLÜRDÖRで使っても違和感がないようにしている。

“次の時代には‘物のインターネット’がブームになると思う。今まであったいろんな物をインターネットに接続できるから、これからはハードウェアスタートアップが盛んになり、おもしろいものを次々と作りだすだろう。照明なんか、至るところにあるハードウェアなのに、これまでの利用度はあまりにも低い。インターネットに接続すれば、照明でムードを変えたり、通知をしたり、情報をそれとなく伝えたりできるようになる。照明器具の利用価値が大きくアップする。そのためのプラットホームを、ぼくらは作りたいんだ”。

SupallaはMcKinsey & Companyで数年働いた後、ノースウェスタン大学で工学部の修士号を取った。その後Grouponでインターンをやり、それからArudino基板とLEDを使うスタートアップを始めた。Crockettはソフトウェアデベロッパで、作曲の博士号を持っている。そのときの副次科目がコンピュータ科学だった。もちろん今でも、曲を作る。

Sparkの発売は、資金が順調なら来年7月の予定だ。成功を祈りたい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))