[ビデオ]Microsoftは2010年にKinを失敗作と知ってて発売した

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モバイルにおけるMicrosoftの経歴は、決して悪くない。Windows Mobileは携帯電話の能力を拡大したし、Windows Phoneは新参の“第三極”として、市場に新風を吹き込んだ。

とは言うものの、Microsoftにはどうしようもない愚作もあった。Wired誌が入手したビデオには、Microsoftがかつて恥をさらしたKinハンドセットの発売前のテストの様子が映っている。すでに、そのテストをしている人たちの様子から、のちにわれわれが感じたこと: “ひどい製品だなぁ”が伝わってくるのだ。

でも、このビデオは一見の価値がある。連中はMicrosoftの“あまりスマートでないフォン”、を率直に酷評しているのだ。二機種とも、ソーシャルネットワークへのアクセスを主役にした若者ねらいの携帯だが、テストに参加した一人は、自分の娘にあげたら“すぐに”要らないと言うだろうね、と言っている。もう一人は、どっちを買っても、返品可能(お金を返してくれる)なら返すね、と言っている。おそらく最悪の酷評は、Kin Twoはタッチの応答性がひどすぎるから、今自分が持っているボタンだらけの機種のほうがまし、というあるテスターの感想だ。

このテストはMicrosoft自身も見たはずだから、彼らから見てもそれは未完成の製品だ。しかしKinの難点は、ハードウェアとタッチインタフェイスの不出来だけではなかった。今思い出せば、この二種類のティーンねらいの製品はVerizon Wireless専用として発売され、フィーチャーフォンとスマートフォンのあいだの無人ゾーンに落ち込んだ。Kin OneとTwoは無制限データプラン30ドルを必要とし、庶民の家庭からは高いと受け取られた。当時ですら同じキャリアの人気機種Droidの方が、データプランの内容はKin兄弟よりお得だった。

そして結局、Kinの売れ行きは悲惨だった。Microsoftはこのおかしな製品を、わずか2か月で市場から引きあげた。その後Verizonは、“データプランなし”で売ったが、Microsoftのこれからの製品計画について不信感を持ったと思われる。今なお、同社のWindows Phone対応機は一機種しかない。Microsoftの名誉のために言っておくと、同社は巧みに方向転換をし、Windows Phoneはとても使いやすく快適だ。しかしそれも、大きな失策という代償を払って得た果実であることを、忘れてはならない。



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))