インターネットが女性を拘束する鎖になった: サウジ政府は妻の出国をSMSで夫に通知

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モバイル・アプリは名実ともに一大デジタル産業―2012年末には累積売上総額は300億ドル超、2011末の2倍以上に(ABI調査)

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サウジアラビアの男たちは、女性が国外亡命を図ったときにテキストメッセージで警報アラートをもらえることになった。女性を犬のようにつないでおくための、この新たなデジタルの革紐は、今ソーシャルメディア上で激しく非難されている。Al Arabiya紙によると、こんな怒りの投書も寄せられている: “おいタリバン、サウジ政府はあんたの味方だぜ”。この情報サービスは先週からあり、ある夫婦が海外旅行に出かけようとしたとき、出入国管理局から、“女が逃げようとしている”とアラートが来たことにより、その存在が判明した。

“以前からサウジの男は、政府にあらかじめ頼んでおけば、家族の女性の越境行為を通知してもらえたが、先週からはそのような通知が、無差別に自動的に送られるようになったと思われる”、とBBCは説明している

さらにAl Arabiyaの説明では。最近サウジの女性がスウェーデンに亡命しようとした事件が、この自動化デジタル拘束紐の実施につながったと見られる。いわゆる基本的人権の中には、出国の自由も含まれているはずだが、極端に保守的な国であるサウジアラビアでは、女性が配偶者男性の許可なく旅をすることは、禁じられている。

ソーシャルメディアにおける抗議の、効果については不明だ。昨年は、自分が車を運転している様子を撮った抗議のビデオをYouTubeに投稿した女性Manal al-Sharifが、全世界に支持の波を広げた。その支持のおかげでAbdullah王は有罪判決を撤回し、彼女は10回のむち打ち刑を免れた。しかし女性に車の運転を禁じるサウジの法律は、その廃止の是非がまだ法廷で争われている。

今回の騒動は、さらに桁外れにひどいものだ。最初から女性だけをターゲットにし、危険から逃げることや、自由を求めての出国を禁じているからだ。テクノロジ自体は善でも悪でもなく、それは、人びとに力をつけるためにも、人びとを迫害するためにも、どちらにでも使えるのだ。

[情報をありがとう: Tiago Peixoto]

[画像出典: Flickr/Retlaw Snellac]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))