実名制のソーシャルグルメサービスRettyが刷新して店舗名で検索できる機能を追加

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retty先月12日に、1億円の資金調達を実施したソーシャルグルメサービスのRettyが本日、新機能を追加した。Rettyは実名制のレストランレビューの共有サイトで、ユーザーの9割がFacebookのアカウントで登録していることから、既存のサービスよりも信頼性の高いレビューが見られるのが特徴だ。というのも一般にはレビューアーは収入の差もあれば訪れるスポットも違うので一応にレビューを投稿できるサイトだとそのレビューが平準化されてしまう。しかし、自分に近しい人が行く店だと、収入や訪れる地域が同程度の場所である可能性が高いため、Rettyで友人がレビューしているレストランが自分にも合っていることが多いということになる。

そのRettyが本日新たに「お店検索」機能を追加した。今までRettyでは能動的に名前でレストランを検索することはできなかった。というのも、友達やフォローしている人が書いたレビューがホーム画面に流れてくる、つまり受動的にレストランを閲覧し、行きたいレストランを探すだけのサービスだったのだ。しかし、今日からRettyユーザーはエリアとジャンルから友人のオススメのレストランを検索できるようになった。

レストランの検索を追加すると、”普通のグルメレビューサービス”になってしまうのではないかと思ったのだが、Retty代表取締役社長の武田和也氏によると、当初からこの機能は取り入れる予定があったし、ユーザーからの要望も多かったので追加したそうだ。

retty search検索機能の追加のタイミングに関しては、レストラン検索のためのデータがある程度溜まったからだと推測する。Rettyには現在10万店舗のレビューがあるということだ。

このようにRettyはユーザー数やレビュー数が順調に伸びていて、この1カ月でユニークユーザーは170パーセント成長し、レビューされたレストラン数は約1万店増えている。また、友達のレビューに対する「行きたい」ボタンは同期間で10万回押されている。

この成長を後押ししているのは、ユーザーがサービスを気に入っていることはもちろんだろうが、先月からSEOに力を入れてきたことが実を結び始めていると武田氏は教えてくれた。今まではFacebookやTwitterといったソーシャルメディアに頼っていたのだが、SEOも強化したところかなりの流入があったそうだ。グルメに関連するキーワードは検索数が多いのでSEOは効果的だ。目標としてはこの調子で1年以内に現在10万あるユーザー数を100万人まで増やしたいという。

また、Rettyで注目したいのはO2Oプラットフォームとしての役割だ。Rettyでは「行きたい店」と「行った店」の2つをマイページに記録できるのだが、この「行きたい店」の状態から「行った店」に変わったレストランは毎月120パーセントずつ増えている。今後はRettyを使うことでレストラン側が実際に何人がRettyを見て来たのかを正確に判断できるような機能も追加し、そのユーザーにクーポンを発行してリピート率を高めるなど、費用対効果の向上が見込めるのではないかという。

今のところ他の機能の開発やユーザビリティーの向上を優先し、クーポンなどマネタイズのための機能には着手していないが、来年3月頃を目処にレストラン側も使える機能を追加していくようだ。