合衆国の大学生が正しく答えられない数学(というか算数)の問題

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学歴の有無を問わず、簡単な引き算ができる人なら、合衆国の大学生よりも数学の能力が高いと言える。最新の研究論文によると、数学の再教育コース(remedial math)を受けているコミュニティーカレッジの学生のほぼ50%が、国の標準数学IQに達していない[.doc文書]。以下の質問には、意外にも相当数の学生が答えられなかった:

  • -2から2までの値域を示す直線を見せて、0.7と13/8にほぼ当たる位置を指せ、と学生たちに求めると、正しく答えたのは21%だった。
  • a/5とa/8はどちらが大きいか、と問われて、正しく答えたのは53%だった。これでは、学生同士でピザを分け合うとき、困ったことになりそうだ。研究論文の著者たちは、学生たちの多くが当てずっぽうで答えた、と推量している。なぜそっちが大きいのか説明せよ、と求められて、36%の学生がそれを説明できなかった。もしもすべての学生が当てずっぽうで答えたのなら、確率的に正解者はほぼ50%になるはずだ。

数学教育の大部分が、教師用のマニュアルに盲目的に従っているだけなので、そこで習った実例とほんの少し違うだけの問題を提示されると、答えられない学生が多い。

  • 462+253=715という計算結果を検算せよ、という問題に、ある学生は715から253を引いてみて、正しく答えた。しかし、715から462を引いてもよいのでは、と問われると、その学生は“そうは思わない”、と答えた。

もしも民主主義と21世紀の経済が、初歩的な代数的能力の全国民的な普及にかかっているとするなら、このような結果はおそろしい。しかし、イノベーションの多くは上位1%の学生から生まれるという説が正しいなら(ぼくも正しいと思う)、数学能力の低下が、合衆国の次の世紀の必修第一外国語が中国語になることを意味する(世界経済を中国が支配する)とは言えない。しかし民主政治の過程の一部は、有権者の数学能力が弱いことによって、阻害されるかもしれない。

[Image Credit: The Far Side]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))