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Raspberry Piでアーケードゲーム専用機(MAME実装)を作ったJeroen Domburgにインタビュー

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今朝(米国時間11/28)は、この小さなゲーム機を見たとたん、一目惚れした。作者のSprite_tmとは、どんな人物か? 小さなボードコンピュータRasberry Piを小さなゲーム専用機に変えるという、すばらしい、しかも細部まで完璧な仕事を、彼はなぜやったのか? 端的に言うと、彼が“メーカー”になったきっかけは、何だったのか?

いくつかの質問を送ったら、彼は親切に答えてくれた。

TC: あれはすごくいいですねぇ。なぜ、作ったのですか?

Jeroen: きみの記事にすでに書いてあるよね。Raspberry Piを持ってたから、もっと詳しく知りたくなった。ツールボックスに入れておくツールとして、あれは最高だ。ロボットとかインターネットから制御する玄関のベルとか、Twitterのツイートで発射する殺人光線とか、いろんなものを作りたくなったら、すでに標準OSが動く強力なコントローラがあるんだから、すばらしい。Piが手元にあれば、何でも気軽に作れる。しかも、詳しいことが分かれば、次からはもっと速いものを作れる。実用的なものを作ろうと思ったら、それが大事だ。

TC: 自己紹介をお願いします。

J: 名前はJeroen Domburg、ニックネームはSprite_tm。30歳で、ソフトウェアとハードウェアの二股人種。出身地はオランダ東部。電子工作は子どものころからずっとやっている。大学で電子工学を勉強したとき、自分の今後のプロジェクトのためのサイトを作ろう、と決心した。それがSpritesmods.comで、そこで自分のプロジェクトを紹介してきた。仕事は、放送機器メーカーのソフトウェアエンジニアだ。

TC: 何がいちばん難しかったですか?

J: 最初は、ケースのデザインが難しいだろうと思った。レーザーを工具として使うのは、今回が初体験だった。最初は立方体がなかなかできなくて、おかしな形のものばかり作っていた。おかげで、いい勉強になったけどね。相当時間をかけて、やっとまともなのができた。でも工程そのものは、思ったほど複雑ではなかったね。

たぶん実際にいちばん難しかったのは、Lilon〔ママ〕(リチウムイオン電池)の回路だ。デザインが複雑で、二つか三つの機能があるんだけど、機能Bを変えようとするときに機能Aを壊さないようにするのが、難しい。しかもLilon電池は、誤操作で簡単に壊れてしまう。だから、これなら安定的に動く、という確信に達するまで、計算などで相当な時間を食った。一つぐらいおかしなところがあっても、自分の手の中で電池が爆発するよりは、ましだね。

TC: ハッキングを始めたきっかけは?

J: ずいぶん昔の、子どものころのことだから、はっきりとした記憶は何もないね。趣味として、毎日のようにやってたことだから。子どものときは、何でも分解してその仕組みを調べないと、気が済まなかった。仕事でハッキングをしたことはないけど、でも、ハッキングと電子工学とソフトウェア技術の三つが効果的に重なっている部分が、自分の生き甲斐のような気がする。

TC: Raspberry Piで何かハッキングしようと思っている人たちへの、アドバイスはありますか?

J: とにかく、そこに飛び込むこと! Raspberry Piはポテトチップみたいに安いし、コミュニティからのサポートもそう悪くない。だから、何かアイデアがあったら、とにかくやってみること。必要なものは、何でも読みあさること。試行錯誤しながら、完成を目指すことだ。

TC: あなたがそれを言うと、とても簡単に聞こえますね。あなたの好きなアーケードゲームは何ですか?

J: 技術的な面では、ベクタゲームがすごく好きだ。ソースコードを読むと、ベクタを動かすために、まるで補助CPUをプログラマが自力でゼロから作りだそうとしている。それなんか、ほんとにすごいよ。面倒なアナログの部分もあるしね。ぼくもBlack Widowというゲームを作ったことがある。自分にも作れるか、試してみたくてね。

単純に遊ぶという面では、Dragon Saberにはまってるね。休日には必ずあれをやって、ゲームのレベルアップや音楽に夢中になった。Outrunも好きだ。子どものころPCバージョンにやみつきになったけど、アーケードバージョンの方がずっといいよ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))