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DJのミックステープを合法化する画期的なビジネスモデル–Beatportがライセンス事務を代行

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BeatportMixes Done

DJは曲は作らないが、ミックステープというものを作って、自分の選曲や構成のスキルを見せる。でもミックステープには著作権物が入ることが多く、したがって今のところは違法だ。しかし今日(米国時間12/4)ローンチしたBeatport Mixesは、Beatportから曲を買ったDJの作品を、売りものとして売れるようにした。つまり、キュレート(curate)はするけどクリエイト(create)はしないミュージシャンにも、合法的に収入が得られる方法と自己プロモーションの道が開けるのだ。

Beatport Mixesは7月からダンス音楽ストアで招待制のベータをやっていたが、今日から一般公開される。ミックステープのアップロードと販売は、誰にでもできる。理屈としては、DJはすべての曲の権利を有してないとそのミックステープを売れないはずだが、そんなことはまず不可能だ。すべてのミュージシャンたちと折衝して、説得して、ギャラを前払いしてなんて、一介のDJには無理。

そこでBeatportが、そういう面倒を一手に引き受ける。ただし、使用する有権曲は、Beatportで買うことが条件だ。そうするとBeatportは、ミックステープが売れたときにライセンスの問題とか支払などの事務いっさいをDJに代わって行う。

Beatport Mixes Screenshot

同サイトは今のところ、インディーのアーチストやレーベルと契約しているだけだが、元々ダンスミュージック専門のサイトなので、現状でもそのカタログはかなり充実している。ポップスやメジャー系はないが、メジャーとは今折衝中なので、そのうちDJたちが合法的に彼らの曲を使えるようになる可能性がある。

インターネットは音楽へのアクセスを容易にしてくれたが、でも大量の曲の中で自分の曲を見つけてもらうのは至難だ。だから、まず人気DJの目、じゃなかった耳にとまることが、市場の階段を上(のぼ)るための第一歩になる。DJたちのミックステープには、そういう存在価値がある。はるばるニューヨークのディスコへ行って人気DJのライブで踊れない人でも、ミックステープは買える。ディスコに警官が入ってきて、そのDJをつまみ出す光景を、見ることもない。Beatport Mixesのおかげで、あなたがご自分のベッドルームで聴くDJたちも、いまや法の庇護下にある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))