グーグルはナレッジグラフに基づく検索を日本語など複数の言語で開始

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Googleはどうやらナレッジグラフ(Kowledge Graph)に基づく新しい検索を日本でも開始するようだ。本国TechCrunchでは、現在パリで開かれているLe WebでGoogleフェローのBen Gomesがイタリア語、フランス語、日本語、ロシア語、ポルトガル語でこの新しい検索技術について開始したことをアナウンスしたと報道している。GoogleのInside Searchブログでもこれについてポストしている。

ナレッジグラフはこの5月に米国で開始し、9月には全世界の英語圏で利用できるようになったある種のセマンティック検索の技術であり、Googleの検索の改良の中でも過去最大級のものであると言われている。

一般に検索は検索語そのものによって検索が実行されるが、このブログで説明しているように、たとえば、Taj Mahal(タジ・マハール)と検索したときには、インドにある建造物のTaj Mahalだとか、ミュージシャンのTaj Mahalだとか、あるいはお店の名前だとか言葉自体に複数の意味がある。Googleのナレッジグラフではこの言葉の意味を理解して検索結果を返すことができる。

具体的には、複数の意味を持つ検索語に対しては、検索結果の右側に表示されるナレッジグラフに基づく複数の意味の候補から、自分が探したいものをクリックすることで、意味に基づいた検索結果に絞れるようにしている。

これ以外にも、たとえば、人名などのように、検索された言葉が意味することが明らかなものに関しては、検索結果のページに、その人物について要約した内容を右側に表示する。これによって、検索結果に表示されたWikipediaなどのリンクを辿ること無しに、その人物について知ることができる。

これに加えて、さらにその人物についてほかのユーザーが何を調べているかといったことも含めることで、自分が知りたかった以上のことを知れるようにしているのだという。

たとえば、「白鵬」を検索すると力士の白鵬翔についての要約が表示されて、彼が所属する部屋だとか番付だとか、関連するほかの力士のことなどが表示されるということが実現するようだ。

残念ながら日本語の検索でいまのところナレッジグラフが稼働している様子を確認できていないが、あと数日でこれが可能になるのだろう。今日の昼過ぎにはこれに関するあらたなアナウンスがあるのだと思われるので、そのときに内容をアップデートしよう。

[アップデート]
今日の午後には日本語検索でのナレッジグラフの正式なサービス開始についてアナウンスがあった。すでに今日から利用できるようになるが、すべてのユーザーに行き渡るのには数日の時間がかかるという。

ナレッジグラフの対象となる検索語は著名人(アーティストや俳優、歴史的人物、スポーツ選手など)、エンターテインメント(映画、テレビ番組、芸術作品)、場所(有名な建物や観光地、国内外の自治体)、自然科学(生き物や天体、化学物質)で現在5億7,000万以上の検索語となっている。