GREE、低調な四半期を受け米国子会社でレイオフ実施へ。対象者は30人以上か

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利益が前年割れとなる苦しい四半期を終えた日本のゲーム会社GREEが、米国オフィスでレイオフを行う。同社は、より規制の厳しい日本で打撃を受けたことに加え、海外展開のキャンペーン費用の増大もあり、非常に低調な四半期を経験した。劇的上昇を続けた一連の四半期の後、同社の純利益は4%減の1.103億ドルだった。

ゲーム会社に出資するための新しいベンチャー事業の発表に埋もれて、「余剰」と書かれた段落があった。

「米国内における弊社の組織再編成の一環として、GREEゲームプラットフォームチームの大部分が新しい部門に移るが、一部には余剰人員が出る。この改編に伴いGREEのプラットフォーム事業全体の東京への移行を開始する」

GREEからレイオフ対象者の人数に関する追加情報はないが、30人以上とも言われている。さらに本誌では、対象者の大部分がOpenFeintチームあるいはGREEの米国事業のために直接雇用された人々だろうとの情報を得ている。2.1億ドルで買収したFunzioから来た従業員に関してはレイオフの話は聞いていない。

GREEは2010年にモバイルソーシャル・ゲーミングネットワークのOpenFeintを1.04億ドルで買収したが、実際にはその技術を殆ど利用してこなかった。最近同社はOpenFeintの閉鎖を発表し、多くのデベロッパーから不満を買った。同プラットフォームを閉鎖することによって、開発会社が尽速にアップデートを配信しない限り、多くの人気ゲームが破綻することになる。

GREEとDeNAの両社とも、国内での成長鈍化その他の圧力に直面して、海外展開を進めている。彼らが使っていたゲーム機構に対する規制強化に加え、iOSとAndroid機の普及によって利幅が縮小している。多機能電話時代には、ゲーム売上から高い利益を得ていた。これは通常モバイル通信会社に支払う30%よりも低い手数料を払っていたからだ。しかし今では、Google AndroidまたはiOS上のゲームはすべて30%を支払わなければならない。加えてAppleは、サードパーティーが配信パワーを得ることが難しくなるようにエコシステムを設計している。

とはいえ、両社共に、米国のフリーミアムゲーム会社、例えばZyngaと比べれば、その利益性は天文学的に高い。GREEは昨四半期、売上4.607億ドルから1.103億ドルの利益を上げた。

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(翻訳:Nob Takahashi)