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MultiTouch

Appleの‘マルチタッチはうちの特許’を合衆国特許局はまず却下, しかし今後は…

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USPTO(United States Patent and Trademark Office, 合衆国特許商標局)の仮通告によると、あの有名な‘Steve Jobsの’パテント、すなわちスクロールなどベーシックなマルチタッチ技術は、特許として認められないようだ。この件に関する同局の最初の決定をスクープしたFOSS Patentsが、そう報道している。しかしこの裁定はきわめて初期的なもので、Appleには控訴などを繰り返す時間がまだあと2か月はある。この決定が今進行中の各種訴訟に及ぼす影響を述べている記事は多いが、Samsungなどに対する訴訟への影響を今考えることすら、早すぎると言えるだろう。

このパテントは分かりやすいためにとくに目立つが、しかしMotorolaやSamsungなどに対する訴訟にはマルチタッチ関連の技術が何百も含まれている。Appleはそのほかにもたくさんの特許侵害訴訟をスマートフォンOEM各社に対して起こしているが、特許商標局のこのような最初の決定は最終的な裁定からはほど遠い。むしろこの件のように、すでに取得されている特許に対する再査定では、このような‘申し立ての却下’がかなり一般的に行われる。

この件の再査定の要請は2010年より前にも一度却下されたが、パテントが認められたあとでは、また再びパテント主張に対する却下が行われることが多い。局の最初の決定にはしばしば、特許に主張されている一部またはすべての主張の却下が含まれる。情報筋によると、審査官は最初の特許認可時の申請者の言い分等をよく知らないため、侵害の訴えを起こした者に不利な決定をしがちである。またこれは、原告が再査定の過程に参加しない審査であり、Appleには自分の最初の申し立てを弁護する機会がある。

Appleは前にも、タッチスクリーン上の輪ゴムの跳ね返り効果の特許に関して、USPTOの仮通告で無効を宣告されたことがある。どちらの場合も、最終結審までの時間が長いため、それらが今行われている裁判に影響を与えることは、まずない。それに、もしもAppleが当該の特許を失ったとしても、同社のパテント戦略や、知財関連の裁判に大きな変化が起きることは、期待できない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))