ホリデーギフトガイド:スマートフォンとタブレットの間に、自らのニッチを強烈に主張するKindle Paperwhite

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paperwhite gift guide

The Kindle Paperwhiteは、Amazonがリリースしている最新の電子書籍リーダーだ。Kindle Touchからの進化を期待していた人も多かった。しかし実のところPaperwhiteは、OSからディスプレイ解像度まで、全ての面でまったく新しいデバイスとなって登場してきた。画面自体を照らすフロントライトの採用も嬉しい。当方では2ヶ月間利用してみているが、過去最高の電子書籍リーダーであると言って間違いない。

機能:

  • フロントライトEインクディスプレイ(6インチ、758×1024)
  • 静電容量方式タッチパネル
  • 3週間ないし8週間のバッテリー駆動時間
  • 3GタイプとWi-Fiタイプ
  • あらゆるデバイス上での読書状況を自動同期
  • 豊富なKindle Storeライブラリ

製品情報:

  • 希望小売価格:7,980円(Wi-Fiモデル)ないし12,980円(Wi-Fi + 3Gモデル)
  • スクリーンセーバー広告なしのモデルは+20ドル(日本では関係なし)
  • 販売製造元:Amazon

Kindle Paperwhiteの魅力

Kindle Touchから大幅な進化を遂げたデバイスだ。Kindle Fireに注目が集まり、電子書籍リーダーとしてのKindleがどのように進化するのか、疑問をもたれた時期もあった。しかしやはりAmazonは、自らのサービスを最も必要としている層がどういった人であるかをしっかりと認知しており、そして読書中毒な人にも応えうるデバイスをリリースしたのだ。

フロントライトシステムひとつを見ても、進化の大きさを見て取ることができる。またKindle Touchで採用した赤外線式タッチパネルではなく、以前から利用されてきた静電容量方式を採用している。これによりKindle Touchでのもっさり感がある程度改善されることとなった。メニュー操作も速くなったし、ページめくりの動作もかなり高速化したように感じられる。

画面解像度の高精細化もうれしいことだ。しばらく、2007年にリリースされたオリジナルKindleの600×800という解像度が踏襲されてきていた。高解像度化により、文字はずいぶんと見やすくなった。

Kindle Paperwhiteをプレゼントしよう

読書好きな人には喜ばれること間違いなしだ。従来のKindleから大きな進化を遂げているが、受け継いでいる面もある。すなわちバッテリー駆動時間は非常に長く、またE-Inkは目に優しい。そして小型軽量なのも大きなメリットだ。

従来からKindleを使っていて、今度はメジャーアップデートがあったときにと考えていた人も、このPaperwhiteを気に入るに違いない。Kindle DXや、タッチ方式でない69ドルKindle(訳注:日本未対応)からは「pearl」という電子ペーパー技術が用いられてきた。Paperwhiteではそこを大きく改良し、満足度が大きく向上しているのだ。、

タッチ方式については、それでもページ送りは物理的なボタンで行いたいのだと言う人がいるかもしれない。確かに、タッチ画面でページを送るには親指を画面上に動かさなければならない。ボタン方式であれば、ずっと親指をボタン上においておけばページ送りが一層容易に行えるわけだ。ただ、そんな不満は小さなこととして、すぐに気にならなくなると思う。

Kindle Paperwhiteの利用シーン

今の世の中は「常に繋がっている」ことが前提の世界にもなりつつある。当方もライターを職としていて、ニュースは頻繁に入ってくるし、次々に更新されるソーシャルネットワーク・ストリームも気にかけておかなければならない。こうした状況の中で、読書時間をもつことがなかなか難しくなってきている。しかしKindleがあれば、いつでもちょっとした空き時間に1章ないし2章分ほど読書を行い、そして進捗状況を他のデバイスとも共有することができるのだ。

いつでも無線LANを利用できる環境にいるのであれば、Wi-Fi版を購入すれば良いだろう。バッテリ駆動時間も長く、読書状況の同期もあっという間に行うことができる。こちらで使ってみたところでは3週間ほど使い続けることができた。また、自分用に買うのであればスクリーンセーバー広告がある方でも問題なかろう(訳注:日本語版にはありません)。どうしても気になるというのであれば、後に広告なしにすることもできる。

いずれにせよ、読書愛好家にとってKindle Paperwhiteというのはひとつの最適解となり得るものだろう。スマートフォンとタブレットの間に、このような単一目的デバイスの落ち着き場所があるとは驚きに値することかもしれない。贈られた人とも、そうした「発見」を共有することができる。

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(翻訳:Maeda, H)