Instagram iOS版が3.2にメジャー・アップデート―撮影、写真選択画面リニューアル、モノクロWillowフィルタ追加(これはAndroid版にも)

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Instagram 3.2 Color

Instagramは先ほど、iOS版アプリの今年最大のアップデート公開した。重点は写真の公開・共有機能の改善とInstagramブランドをさらに目立たせるところに置かれている。

Instagramのブランド化としては独自のデザザインのシャッターとシャッターボタンがまず目につく。新しい写真セレクタはFacebookカメラをなんとなく思い出させるが、最近の写真から素早く選択できるようになった。もうひとつ、Willowという新しいモノクロ・フィルタが追加された。

今週に入って写真共有アプリに話題が続出した。InstagramがTwitter Cards APIのサポートを停止したため、Instagramの写真はTwitterのストリーム内に全く表示されなくなった。現在はリンクのみが表示されている。AllThingsDの情報によれば、Twitterはクリスマス前にも独自の写真共有アプリをリリースするという。モバイル写真共有戦争は激化の一途だ。

また数時間前にFacebookのサイト規約の改正に関する投票が締め切られた。反対が多数を占めたものの、投票が有効数に達しなかったため、 Instagramも含めたユーザーデータの一元化は阻止されなかった。これによってFacebookのユーザーデータを利用してInstagramのユーザーにターゲット広告を配信することが可能になった。マネタイズに大きく道を開くものといえるだろう。

しかし、ここでは、iOS 3.2の改良点を紹介しよう。Facebook/Instagramはこの改良がAndroidアプリに適用される時期についてはコメントしていない(WillowフィルタだけはAndroid版に導入ずみ)。

カメラ画面

これまでのInstagramのカメラ画面はiOSのデフォールトのカメラ・アプリに似た無個性なものだったが、今回のアップデートで独自性を打ち出したデザインになった。ブルーの大きな丸いシャッターボタンにInstagramのロゴが表示されている。右側のボタンをクリックするとすぐに最近撮影した写真の一覧が開く。新デザインは全体として昔のKodakブラウニーカメラ(サイトのアップデート紹介写真に写っているカメラ)のファインダーを覗いているような雰囲気を狙っている。

写真選択

これもFacebookカメラと似ているが、最近撮った写真がグリッド表示でき、どれでも好きな一枚を選んで即座に編集、公開できる。また写真を撮る際にガイドのグリッドを表示するオプションが加えられた。このガイドは写真をトリミングするときにも表示できる。

Willowフィルタ

iOS 3.2とInstagram for Android 3.3の両方にWillowという紫がかった色調のモノクロ・フィルターが加えられた。

Camera3

ティルト・シフトの改良

これまでティルト・シフト(写真を傾けると同時に前後にボケを与えてミニチュア効果を出したりするのに使われる)フィルタを適用した場合、プレビューと実際に共有される写真には非常に大きな差があった。今回のアップデートでその差がなくなったので、公開してからがっかりしないですむようになった。

Foursquareとの連携

Instagramの位置情報ページにFoursquareボタンが追加された。クリックするとFoursquareアプリが起動しベニューの詳しい情報が直接得られる。たとえばストリームにあるコンサートの写真がたくさん投稿されていたら、Foursquareボタンをクリックしてどの友だちがそこにチェックインしているか調べたり、投稿を読んだりできる。

これによってInstagramはFoursquareに大量のトラフィックを送ることになるが、その見返りに何を得るのだろうか?  Foursquareのベニュー・ページには早くもInstagram写真が現れている。これをクリックすると逆にInstagramに飛ぶことになる。FacebookとFoursquareは提携したばかりだが、今日、FacebookはDeveloper Showcaseの記事としてFacebookのログインとOpen graph機能を成長に生かした輝かしい成功例としてFoursquareが取り上げられている。

その他の改良

Instagramのフィードの写真のサイズが拡大された。 ユーザー・プロフィールを含めてグリッド表示される場所ではスクロールが無制限にできるようになった。ウェルカム・ページもスマートなデザインになった。またフィルタを適用した写真は、今までのようにiOSのカメラ・ロールにではなく、Instagramのアルバムに保存される。

写真共有アプリの競争は急速に激化してきた。現在Instagramはモバイル写真共有アプリの代名詞的存在だが、Googleが新しくSnapSeedをリリースし、Twitterも独自のアプリを発表間近という中で、 Instagramも独自性を強く打ち出す必要があった。ロゴをあしらったシャッターボタンや新しいレイアウトはユーザーにInstagramを使っていることをy印象づけ、他のアプリへの流出を防ぐのに効果があるかもしれない。なんとしてもFacebookはInstagram買収を成功に終わらせる必要がある。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+