Appleの2012年ベスト賞: クリエティビティを重視, Angry…はiPhone/iPad二冠
Appleが今年のiTunesとApp Storesの “Best Of”を発表した。今年の上位アプリを見ると、AppleはiOSデバイス上でクリエティビティを助長するようなアプリを優遇したいようだ。今年のiPhoneアプリのトップはAction Movie FX(J.J.AbramsのスタジオBad Robot Interactive)、iPadではすばらしいお絵かき+手帳アプリPaper(FiftyThree)だ。
Appleが選ぶトップは、トップアプリとトップゲームの二つだ。いずれもダウンロード数や売上数が評価の基準になる。ベストゲームは、iPhoneのRayman Jungle Run(Ubisoft)とThe Room。後者はミステリーの要素のあるパズルゲームで、今年多くのユーザをとりこにした。
アプリの次位は、iPhone上の音楽作成ソフトPropellerheadとiPadのGreen Kitchenだ。後者は菜食〜健康食専門のレシピー集。ゲームではiPhone用がLetterpress(元TwitterにいたモバイルデベロッパLoren Brichter作)、iPadではWalking Marsだ。
もっと細かい分類もあり、たとえば「タッチインタフェイスのユニークな使い方」ではClear、「ビデオと音楽の使い方がユニーク」ではVycloneがそれぞれトップだ。「発見アプリ」ではSnapguide。これは対話的にガイドを作るアプリで、先週の本誌の記事は、Appleが買収するという噂を紹介している。さて、どうなるかな。
無料のiPhoneアプリのトップはYouTubeだ。なお、ナビゲーションアプリの分野には、すでにGoogle Mapsアプリが入っている。有料でトップは、Angry Birds Space。iPadのトップアプリはSkypeとAngry Birds Spaceで、今年のRovioは栄光の二冠となる。
音楽とムービーに分野では、Frank Oceanがベストアーチスト、Grizzly Bearがベストアルバムで、楽しい曲が優勝した(もちろんWe Are Youngだ)。“画期的なアルバム賞”がThe Lumineersなのは、当然か。大ヒット賞はAvengers。そして Moonrise KingdomのWes Andersonがベスト監督賞だ。詳しく知りたい人はiTunesでデスクトップとモバイルの両方を見てみよう。