Amazon、スターウォーズの思い出に関する自費出版本を「スターウォーズ」という単語が入っているという理由で拒否

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スターウォーズに関連する思い出を扱った自費出版本を何ヶ月も売った後でAmazonは著者のGib Van Ertに販売を取りやめると通告してきた。その理由は「書名に『スターウォーズ』が入っているから」というもの。読者が星間戦争が扱われれている思って間違って買うとでも言うのだろうか。奇妙なことにAmazonはKindle版の販売を拒否したのにペーパーバックはそのまま販売し続けている。

Gib Van Erteはこう書いている。

昨日以前、Amazonは私の書名に「スターウォーズ」が含まれていることに何の文句も言わなかった。言うはずがない。私の本は子供の頃から現在に至るまで私の人生にスターウォーズがさまざまな影響を与えてきたことを回想したものだ。もし私がルーカスフィルムの許可を得ずにスターウォーズの世界観の下で小説を書いたというならAmazonの立場も理解できる。しかしわれわれはポップ・カルチャーが自分にどう影響したかについて本を書く自由があるはずだ。

問題はAmazonがKindleストアをカナダに拡張しようとしたときに起きた。Van Ertはその本をKndleストアに提出して審査を受けた。通常なら48時間で承認されるはずなのに、2週間も待たされた挙句、Amazonは販売の継続を拒否した。理由は書名に「スターウォーズ」が含まれているからというのだ。

頭がおかしくない限り、この本がスターウォーズのいわゆる「ファン小説」(「オビワンとスポック船長が宇宙の裂け目に落ち込む」類のやつだ)ではないことは一読して分かるはずだ。しかしAmazonが安い給料でこき使っている事務員は著作権問題を恐れ、「触らぬ神にたたりなし」とばかりこの本を拒否したのだろう。自費出版であろうとなかろうと、Amazonが出版システムの中枢にいたいならメカニカル・タークで雇ってきたアルバイトのような連中に出版の可否の判断を任せるべきではない。

私自身、自費出版を考えているし、Amazonのシステムは将来の出版の標準モデルになるだろうと思っている。しかしAmazonの出版事業はYouTubeなどのビデオ共有サービスのようにメディア産業のご機嫌をうかがわなければ成立しないビジネスではない。取り扱いの可否を決める担当者には繊細なバランス感覚を備え、十分な権威のある専門家をあてるべきだ。Amazonには書物という人類の英知を増進させる存在の明日を担う責任を自覚してもらいたい。家のネコや素人の弾き語りのビデオの共有とはわけが違うのだ。

この件について近くAmazonが適切な対応をするだろうと思うが、そもそもこういうバカげたことは初めから起こってはならなかった。

via BB

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+