GoogleはWindows Phone用YouTubeアプリの構築を妨害しているとMicrosoftが苦情

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MicrosoftとGoogleの中が冷えたわけではない。元々愛はなかった。両者は、10年以上にわたり反目してきた。Microsoftはいつも、Googleは検索において反競争的だと非難してきた。今日(米国時間1/1)は、AllThingsDの記事によると、両者間に再度持ち上がった問題は、Windows PhoneにYouTubeアプリがないことだ。

Microsoftのパブリックポリシーブログで今日、同社のVPで法務部次長のDave Heinerが、YouTubeが同社のモバイルプラットホームをサポートしていない、ユーザは困っている、という趣旨の長い記事を書いている。Microsoftは長年、適切なYouTubeアプリの取得に努力し、Windows Phone製品に高品質なユーザ体験をもたらすべく独自にアプリを開発してきたが、YouTubeはiOSやAndroidのユーザが利用できる機能をMicrosoftが作ることを、妨害してきた、というのだ。

Microsoftはデベロッパが開発のためのリソースを持っていない場合や、Microsoftのプラットホームがデベロッパたちのプライオリティにおいて低い場合、アプリを堂々と自分で作る。Xbox Liveのアプリ(YouTubeも含む)では、このような形でのデベロッパとの分業がうまくいき、TwitterやFacebookもWindows Phone用のアプリが作られた。しかしこのブログ記事によると、GoogleはMicrosoftにそのやり方すらさせない。

それはYouTube自身がアプリのユーザ体験を全面的にコントロールしたいからだろうが、Windows Phoneの場合、しかもMicrosoftがアプリを作る場合は、それができない。YouTubeとしては自分で広告を出したいし、自分がアプリを提供したそのほかのプラットホーム同様の、リッチなユーザ体験を提供したい。Appleが内製したYouTubeアプリのサポートをやめて、YouTube独自のアプリを作ったのも、そのためだ。

しかしMicrosoftはどういうわけか、Googleの首脳部は同様のアプリをWindows Phoneに提供しない、と思いこんでいるようだ。Heinerはこう書いている:

“Microsoftはこれまでの2年間、YouTubeの人たちと協力して、この消費者のための問題の解決に努力してきた。当然ながらYouTube自身は、Windows Phone上であれそのほかのデバイスであれ、すべての顧客に優れたYouTube体験を提供したいと願っているようだ。しかし先月われわれはYouTubeから、Googleの上級役員が、Windows Phone上では最上のYouTube体験を可能にしないように、と申し渡されたと聞いた。”

一方Googleは、Windows PhoneはモバイルWebからYouTubeにアクセスできる、と言っている。同社は、アプリがない、あるいは良いアプリを作れないプラットホームのために堅牢なモバイルWebプレゼンスを築くべく、努力してきた。AllThingsDへ送られた声明文で、Googleの広報はこう書いている:

“Microsoftの主張とは逆に、消費者はWindows Phoneの上で容易にYouTubeのビデオを見ることができます。Windows Phoneのユーザは、弊社のHTML5ベースのモバイルWebサイトから、YouTubeの全機能をご利用いただけます。それには、高画質のビデオストリームを見ること、お気に入りのビデオを見つけること、ビデオの格付けを見ること、ビデオのカテゴリーを検索すること、などが含まれます。実際に弊社は、何年もMicrosoftと協働して、Windows Phone上の優れたYouTube体験を築くお手伝いをしてきました。”

YouTubeは最近、HTML5によるモバイルサイトをアップデートして、iOSやAndroid以外のタブレットへの対応を図った。つまりそれは、同社のより普遍的なWebプレゼンスらしくなった。ベンダ独自の(YouTubeがコントロールできない)アプリは、消費者にとっても不要、という考え方だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))