Facebook、モバイル版ニュースフィードのデザイン大改訂を準備中

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現在Facebookのモバイルアプリは、ウェブ版を小さくしただけのような外見だ。近々それが変わるかもしれない。私は従業員専用のiOSアプリで、Facebookのモバイル版ニュースフィードの進化形を垣間見た。そこには青と白の隙間だらけ画面の代わりに、フル画面の写真とオーバーレイテキストがあった。FlipboardやiPad版Google+、Microsoft Metroなどを思い起こさせる新鮮なデザインは、Facebookのフィードを再び感動的にしてくれるかもしれない。

リリース時期についての情報はない。明日Facebookの一大イベントで発表されるかもしれないし、数ヶ月後になるか、あるいは捨てられるかもしれない。スタンドアロンアプリになるのか、メインアプリのオプションなのか標準になるのかもわからない。しかしそれは存在し、私は見た。

正確なリリース日はさておき、Facebookのメインモバイルアプリは、そろそろ美的な刷新を行ってよい頃だ。iOSとAndroid版のFacebookは、2011年10月に、アイコンがグリッド状に並んだナビゲーションから現在のスライドアウト型メニューに変わった。それ以外の部分、とりわけニュースフィードに関しては、3年半の間ほぼ完全に同じ外観である。

Facebook Old News Feedその間に、モバイルの世界は大きくビジュアル化した。スマートフォンのカメラと通信速度も改善した。Instagramのようなビジュアル指向アプリは飾りを最小限にする代わりに、コンテンツをできるだけ大きく表示して人気を呼んだ。Path 2.0がソーシャルネットワークの美しさに新たな標準を作って以来、デザインに対する関心が高まっている。

これまでFacebookの焦点は別のところにあった。HTML5の低性能の失敗を認めて以来、Facebookは2011年、iOSおよびAndroidアプリの高速化にリソースを集中させた。カメラ、Pokeなどのスタンドアロンアプリもいくつか公開した。その一方で、Facebookの旗艦アプリは放置されてきた。

しかし、閉ざされたドアの向こう側と社員のスマートフォンの上で、Facebookはリストスタイルの縦型フィード以外のことを考え続けてきた。

これは、噂や「情報筋によると」的な状況ではない。私はこのアプリが動いているところをこの目で見た。だからといってこれが明日公開されるというわけではない(可能性はあるが)、しかしfacebookはこの再考案されたデザインが動作するアプリを作るところまで来ている。公開までに何らかの変更がなされるとしても、Facebookがこれまでと大きく異なるデザインの世界を実験している様子はおわかりいただけるだろう。

私が見た進化版Facebookアプリのニュースフィードでは、ニュース、写真などのコンテンツタイプ毎に別々のフィードが作られる。ユーザーは、縦位置画面の上四分の一ほどを占めヘッダーの役割を果たしている写真を横向きにスワイプしてナビゲートする。ヘッダーの下には画面の残りをほぼ占有する大きな本文タイトルがある。私が見たところ、記事は1本ずつ、全画面イメージの上にテキストと掲載者の名前が重ねられて表示されていた。

例えば、上のスクリーンショットでは画面の殆どが白と青とグレーの枠組みと空白で占められているのに対して、新アプリは下のモックアップ画面のように見える。Facebookのプロデザイナーには申し訳ないが、私はアーティストではない。このモックアップは、私が見たFacebookアプリの記憶をたどっただけのニセものだ(ついでに、上に貼ったアイコンはFacebook社員のホーム画面にあったもののモックアップ)。実際のアプリは、もっとずっと洗練されている。それでも、小さなサムネイルに代わる横幅いっぱいの画像と、そこに重ねられたテキストにお気付きいただけるだろう。

Next Facebook News Feed

スライドするタイトルは、Microsoft Metro(Windows 8)を彷彿させ、画像の重視は、Google+のiPadアプリを連想させ、全体のスタイルはFlipboardに似ている。印刷された雑誌の表紙では、テキストと画像が融合してはっきりと分けられていないので、そこからヒントを得たのかもしれない。何年間も毎日ニュースフィードを読んでいて、ストリームに目を通していくのが面倒だと感じ始めたパワーユーザーもいるかもしれない。ビジュアル化の進んだインターフェースは、Facebookが日々ダイナミックに変わっていくように感じさせるかもしれない。

この新アプリの存在、あるいは少なくともモバイルフィードのデザイン変更は、以前本誌が入手した噂を裏付ける。Gowallaの元CEOで、現在FacebookのNearby[付近の情報]サービスの長を務めるJosh Williamsと話した時、彼はFacebookがコンテンツ種別毎にフィードを分ければ、出来ることはいくらでもあると言った。私は少なくともニュースと写真に関して別々のフィードを見たが、ビデオや音楽等もあるかもしれない。 あるFacebookの元社員が今日、Facebookは2013年中にモバイル体験とニュースフィードに大きな変更を加えると言った。このデザイン変更は、まさしく大きな変更だ。

Facebookが、モバイルインターフェースにとって過去最大の変更をどのように実施するかは残された重要な問題だ。人は身に付いたFacebook閲覧習慣が変わることに怖気づく傾向にあり、もう何年もの間自分のやり方がしみ付いている人もいる。もし、ある日目を覚まして古き良きフィードの代わりにこのビジュアルインターフェースを見たら、Facebookは大騒動を引き起こし、ユーザーを失うリスクを負うことになるかもしれない。、

代わりに、新デザインをメインFacebookアプリのナビゲーションメニューから選ぶオプションとして提供することもできる。あるいはFacebookは、スタンドアロンアプリのモルモット戦略を取るかもしれない。その場合これはスタンドアロンの「フィード」アプリとして公開され、もし評判がよければメインアプリにオプションまたは標準インターフェースとして組み込まれることになるだろう。

いずれにせよ、Facebookもすでに9歳になり、過激な変更を全員同時に行って「Facebookニュースフィードに反対する学生たち」のような抗議運動を起こすには、市場の監視が厳しくなりすぎた。しかし、どんな形にせよ ,新しいFacebookはすぐそこまで来ている。

TechCrunchはFacebookの大発表イベントをライブ中継する。明日(米国時間1/15火)の10am PSTに。

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(翻訳:Nob Takahashi)