Facebook、Graph Searchの対象とならない検索については、サイト内でBingの結果を表示

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Facebookのグラフ検索に市場は失望―株価は再度30ドルを割り込む

BingFacebookは今朝、Graph Search機能の発表を行った。人物、写真、場所や興味などを検索するための機能だ。ソーシャルネットワークの巨人らしく、通常のウェブ検索とは全く違った切り口のものとなっている。

ところで、Facebookで開かれていたプレスカンファレンスが終わる直前、CEOのMark Zuckerbergがひとつ内容を追加していた。FacebookがMicrosoftとの連携を強化したという話だ。すなわちFacebook内で検索が行われた場合、それがGraph Searchによる検索に馴染まないものであった場合、Bingによる検索結果を表示するのだそうだ。

Facebook自体がウェブ検索の世界に参画するわけではないが、利用者側の視点で見ると、Facebookに居ながらにしてウェブ検索も行えるということになる。たとえばGoogleなどのページを開いて検索するという必要がなくなるわけだ。Zuckerberg曰く、Bingは「非常に優秀な検索エンジン」であり、Graph Searchで提供できないものについてBing経由で検索結果を示すことができるのは非常に有益であろうとのこと。

Bingのブログ記事の方にも、Facebookとの連携強化によりどうなるのかを示す内容が掲載されている。

Facebook内でウェブ検索を行った場合、Bingエンジンを使った検索結果が2カラム形式で表示されることになります。左側に表示されるウェブ検索の結果には、どれだけの人が「いいね」をクリックしたのかも表示されるようになっています。また右側のカラムには、指定した検索条件に関連するFacebook Pagesやアプリケーションが表示されるようになります。

プレスイベント後の質疑にても本件に関する質疑があった。Zuckerberg曰く「Microsoftとの関係は非常に良好です。BingとFacebookの連携強化により、ウェブ検索とGraph Searchの便利さがそれぞれ際立つことになると思います」と述べていた。Bingの検索結果がより「ソーシャル」な意味を持つことになり、そしてFacebook利用者はソーシャルグラフにとらわれず、必要な結果を得ることができるようになる。

但し、Zuckerbergは他の検索エンジンを排除するつもりではないとも語っている。「Googleとも仕事をしてみたいと思っています。Bingとの提携強化で目指すのは、検索というものにソーシャルな意味をもたせようということです。こうした目的をBingのみと追求していくつもりであるというわけではないのです」とのことだ。

FacebookとMicrosoftは数年に渡って良好な関係を続けている。2007年にMicrosoftは、当時非公開企業であったFacebookの企業価値を150億ドルと評価して2億4000万ドルを出資している(馬鹿げた評価額だというもあった)。今にして思えば、その時の投資はMicrosoftにとっても実り多いものとなった。Facebookの現在の企業価値は公開市場にて650億ドルとなっているのだ。今回の提携強化により、両者の関係は一層深いものになったと言うことができよう。当初の投資分についての回収は完了しているわけだが、ビジネスおよび技術レベルでの関係は深化しつつあるようだ。

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(翻訳:Maeda, H)