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WebRTCとSIPを結びつけるSDKをPlivoがローンチ…Webと固定電話の通話も可能に

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ブラウザ内でリアルタイムビデオや音声チャットなどの通信を行うための新しいフレームワークWebRTCは、今年大きくブレークしそうだ。しかし、デベロッパが自分のアプリケーションにブラウザ間のチャット機能を容易に加えられることは、確かに魅力的だが、そのほかに、Webから通常の電話をかけたり、そのほかの既存の通話ソリューションにWebRTCを統合することが、必要な場合も多い。先月175万ドルの資金を調達した、Y Combinatorが支えるVoIPスタートアップPlivoは、本日(米国時間1/15)立ち上げたSDKにより、デベロッパが作ったWebRTCアプリケーションを、SIP(日本語)のラインに接続できるようにする。

これにより、ユーザが自分のブラウザからWebRTCを介して通常の電話回線と通話できるようになるだけでなく、さらに重要なのは、デベロッパがWebRTCを、コールセンターや企業などの既存の通話ソリューションに統合できることだ。もちろん、その逆も可能で、ユーザが自分のSIPベースの番号からWebRTCのユーザを呼び出すこともできる。

Plivoの協同ファウンダVenky Balasubramanianによると、デベロッパはこのSDKを使って“過去と今日(こんにち)を結びつけることができる”。今でも従来型の固定電話を使っている企業が圧倒的に多いし、また一方では、これまでのWebにWebRTCの機能を付加できることはデベロッパにとって魅力的だ。しかし、両者をつなぐものがない。(愛称)Venky曰く、“WebRTCだけでは、だめなんだ”。なぜならWebRTCの実力がフルに発揮されるのは、ほかのシステムとの相互運用性においてだから。とりわけ企業ユーザは、既存のワークフローとWebの二者を、WebRTCという糊で貼り合わせたいと願っている。PlivoのSDKは、その願いの実現を助けるのだ。

“WebRTCは通信の未来を表している”、とVenkyは言う。“われわれはWebRTCの利点をフルに利用できるソリューションの構築に力を注いだだけでなく、企業が既存のインフラに投じた資金を無駄にせず有効利用できることを目指した。結果には、とても満足している”。

オレゴン州ポートランドのVacasa Rentalsが、WebRTCの統合を試行している。同社はPlivoのSDKを使って、FreeSwitchを使った通話ソリューションとWebRTCを統合し、いずれは全社員がそれを利用することを目指している。同社によると、この新しいソリューションにより両者(Web/FreeSwitch)のサーバの負担が減るだけでなく、社内のルータの負荷や、社員たちのコンピュータのサポートも楽になった。

今のところWebRTCはまだまだ、ギークたちの話題だし、標準規格も確定していない。Plivoのシステムも(今の実装では)、Chrome 23では良好に動いたが、昨日ローンチしたChrome 24ではだめだった(ほかにOperaやMozillaもWebRTCをサポート)。Plivoのソリューションを実際に試してみたい人は、同社が提供しているブラウザからのダイヤルインでWebRTCを味見できるが、これもまたChrome 24はだめだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))