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ニュースフィードではコンテンツを扱いきれない。グラフ検索はFacebookとの絆を深める

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読者の多くがFacebookに入るたびに同じ問題に突き当たっていると思う。最初に目に入るのはニュースフィードで、そこには友達や「いいね!」を付けたFacebookページのコンテンツが溢れている。ニュースフィードの〈並べ替え〉を〈最近の記事〉(必ずしも正確ではない)にしておかない限り、何から見ていいのかさえわからない。

これはFacebookにとっても問題だ。なぜなら、すぐに読みたいコンテンツが少なければ滞在時間が短かくなるからだ。たしかにFacebookは、ユーザーの好みや誰と友達かなどに基づくアルゴリズムを使って、「関係のある」ものを表示しようとしている。しかしそれは最良でも唯一可能な解決策でもない。

今日のグラフ検索の発表によってFacebookは、ユーザーがニュースフィードで見逃がしたコンテンツと向き合うチャンスができることを確約した。実際、友達が100人もいれば彼らが載せたコンテンツの25%を捕まえることすら難しい。同じことはTwitterにも、コンテンツを「ストリーム」で表示する他のあらゆるサービスについても言える。

Facebookで簡単な自然言語検索を行ってみたところ、わが故郷フィラデルフィアに住む人たちの撮った写真がこれだけ見つかった。

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上の写真のうち、見たことがあるものは1枚だけで、それは私がタグ付けされているからだ。そう、われわれはFacebookには過去数年間にわたる最もプライベートな瞬間のデータが山ほどあることを知っているが、問題はいつも「いったいFacebookはこれをどうするつもりなのか?」であった。

グラフ検索は事実上の答だ。「検索」という言葉を見るとわれわれはGoogleと比較せずにはいられない。この分野の明白なリーダーだ。しかしグラフ検索を見る時は、それがFacebookにとって何を意味するかというレンズを通して見なければならない。CEO Mark Zuckerberでさえ、人々がFacebookを検索エンジンの代わりに使うことを期待していない。恐らく彼の希望は、あの写真や、行ったことのある場所や、友達になった人々や、いいね!をつけたあれこれが、再び「新しく」なることだろう。

FacebookがInstagramを買収した理由の一つは、写真を撮り、いいね!やコメントを付けることだけを愛する人たちのコミュニティーをInstagramが作ったからだ。その絆こそ、ニュースフィードに新鮮なコンテンツを送り続ける源だ。

ちなみにそれは、FacebookがTimelineを作った理由でもある。みんなのプロフィールページのデザインを大幅に変更し、過去の近況アップデートに息を吹き込み、美しいデザインで時系列に表示することによって、人々の滞在時間が伸びることを期待している。しかしFacebookはこの点について具体的に何も言っていないので、そこまでうまく行っているかどうかは疑問だ、

Googleが世界中の情報を探すのを手伝ってくれるのに対して、Facebookのグラフ検索は、友達の間で共有している世界を探してくれる。遠くに住むいとこが撮ったあの月の写真? Facebookが発掘を手伝いたいのは、まさそれだ。恐らく時差のために最初は見逃がしていただろう。一たび見つけて「いいね!」かコメントを付ければ、ニュースフィードの中で息を吹き返す。

もし誰かが求人情報や人生の重要な出来事について書いた記事がニュースフィードからこぼれ落ちてしまえば、あなたは永久に見ることがない。これはユーザーにとってもFacebookにとっても不幸だ。グラフ検索がFacebookの古いコンテンツを再浮上させてくれれば、全員が喜ぶ。

リアルタイム性に関しては大したことはないが、この繋がっているデジタル時代にあって、未だに繋がっていなかった問題を解決する手立てをFacebookが持っていることは幸いである。

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(翻訳:Nob Takahashi)