iPhone向けアプリをリリース前に予約してもらうためのプラットフォームをアドウェイズが間もなくリリース

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ゲームのパブリッシャーにとってゲームコンテンツをリリース前にユーザーに予約してもらって、購入につなげるということは、さほど珍しいことではなかった。古くは音楽やゲームや映画などのコンテンツ業界では発売前にコンテンツの購入予約をしてくれた人にはなんらかの特典を提供するということを広く行って予約を促進してきた。もちろん、そのマーケティング手法は続いていて、フィーチャーフォンやHTML版のソーシャルゲームでもそういったことは行われている。

ただ、ネイティブのアプリとなるとアプリ自体の事前予約のようなリリース方法は一般化していない。実施しようにもそのためのプラットフォームが提供されていなかったというのが実体だろう。リワード広告やカイブツクロニクルなどの人気ゲームを手がけるアドウェイズがそれを解決する手段となるようなプラットフォームを近々リリースする。

予約トップ10はiPhone向けのアプリなのだが、これ自体がプラットフォームとなっている。予約トップ10は、ユーザーに掲載しているリリース前のアプリを事前に予約できるにしている。実際にそのアプリがリリースされる段になると、予約トップ10アプリはプッシュ通知でそのアプリがリリースされたことをユーザーに知らせる。場合によっては事前予約したユーザーに対してアプリ内で使える特典コードなども付与できる。

予約トップ10のユーザーが事前予約したアプリを果たしてダウンロードするかはユーザー次第なのだが、アドウェイズによれば誰よりも早くアプリをダウンロードしたいという欲求を持っているユーザーは一定層いるのだそうだ。

たとえば、ソーシャルゲームなどのユーザーレベルが上がるゲームに顕著なのだが、誰よりも早くゲームをプレイして、他のユーザーに差をつけたいだとか、そのゲーム内で存在をアピールしたいということがゲームに熱狂するプレイヤーの心理にはある。早くゲームアプリをダウンロードして、レベルを上げておきたいという心理が働くために、ゲームをやりこんでいるユーザーに予約トップ10アプリが使われるのではないかとアドウェイズは想定している。

アプリをリリースするパブリッシャーにとってもこの仕組みは有効な話だろう。よく知られているようにApp Storeのダウンロードランキングはある一定時間単位でのダウンロード数に応じて順位が入れ替わっている。1日の間でもランキングが入れ替わっていることからその時間単位は短い。したがって、ある期間で多くのダウンロード数を稼げれば、ランキングに掲載されて、それが相乗効果となってダウンロードがし続けられるという。

予約トップ10では一定の予約者を確保できるので、ダウンロードするポテンシャルのあるユーザーに向けてパブリッシャーはアプリのリリースタイミングを知らせられる。これによって、一定のダウンロード数を稼げるかもしれないというわけだ。特にそれを加速するために、アプリ内に予約者限定コードなどを入力する仕様があれば、予約トップ10でそういった特典コードも配布できる。なお、パブリッシャーは予約数に応じてアドウェイズに広告費を支払うことになる。

アドウェイズ側ではゲーム以外のアプリでも予約トップ10は有効だが、ツール系などよりもコンテンツに寄ったアプリを告知するのに予約トップ10は適しているだろいうということだった。

この予約トップ10アプリはすでにAppleの審査が通り、近日中にリリースの予定だが、予約トップ10上でアプリの告知を掲載したいパブリッシャー向けのアカウント開設がこのサイトで間もなくスタートする。アカウント開設費は通常1万円だが1月末までは無料だそうだ。