「グラフ検索」を備えたFacebookが、Googleを圧倒的に凌駕するひとつの側面

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DisplayMediaついにFacebookがGoogleに対して牙をむいたとも言えるのかもしれない。もちろんグラフ検索の話だ。友達の興味関心、蓄積した位置情報、他にもいろいろな好みや傾向などに基づいた検索ができるようになる。

レストランや旅行、休日に読む本の話ないしは選挙で誰に投票するべきかなどといった分野では、きっとGoogleの検索よりもFacebookのグラフ検索の方が便利に使えるようになるだろう。類は友を呼ぶという諺もある。Facebookで友達になっている人びとが「クール」だと感じることは、やはり自分にとっても面白いものである確率が高いだろう。その「クール」なことを教えてくれるのが、今回発表されたグラフ検索なのだ。

心理学教授のAdrian Northは「音楽の好みで、その人物のことがだいたいわかる」と述べている。音楽ジャンルと人格についての密接な関連性を論文にまとめてもいる。インディーズバンドのコンサートに言ってみれば、同じようなファッションの人ばかりが集まるというのも当たり前のことなのだ。音楽発見サービスのPandoraが、レコメンデーションアルゴリズムにFacebookのソーシャルデータを組み込んでから、面白いと思った曲はたいてい友達もお気に入りに登録しているということが多くなった。

音楽、本、アート、そしてフードなどといった分野は、その人の人間性を如実に示すものであるのだ。コンサートで書籍やアート作品などが売られているのも、やはりこうした傾向に目をつけてのことなのだろう。そうした「人間性」がわかりやすく現れてくるのが「友達関係」などの「ネットワーク」の中なのだ。すなわち、Facebookのグラフ検索はそうした部分を活用して、本当に有益な情報を救い出す役割を担ってくれるものとなりそうだ。

これまではFacebookでは検索によって得られるものなど微々たるものだった。検索が役に立たないので、友達が回答してくれることを願いつつ「旅行に行くんだけど、どこかおすすめのところはあるかな」などと書き込んでみたりしていた。しかしそうした発言にはなかなかコメントもつかず(全員がこちらの全ての投稿を読んでくれるわけではない)、がっかりしながらGoogleで検索をしていたりしたものだ。

しかしこれからは違う。回答がありますように、などと願う必要もない。友達が読んだ本、旅行に出かけた場所、よく行っているレストランなどを検索すれ良い。それで自分自身でも楽しめるに違いないものを発見することができるのだ。

グラフ検索が有効に動き出すことによって、少なくとも部分的にはFacebookが圧倒的にGoogelを凌駕することになるだろう。

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(翻訳:Maeda, H)