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iPadは広告主の最良の友

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広告主は他のどの機種よりもiPadに登場するのが好きなので、そのためには金を惜しまない。その飛び抜けて高いクリック率は、広告枠争奪戦の結果最も高額であるにもかかわらず、広告主の間でiPadをiPhoneを上回る人気に押し上げた。モバイル広告プラットフォームのMoPubが900億広告ビューを対象に実施した2013年Q4の調査結果は、広告主が最も大きな小画面に賭けていること示している。

MoPubの製品マーケティング担当ディレクター、Elain Szuが、なぜ広告業界はiPadに熱を入れているのかを説明した。「広告主は画面サイズの大きいタブレットをデスクトップと同等に見ている」。広告主は容易に戦略をタブレット向けに転換できる。スペースの制約はノートPCとあまり変わらないので、クリエイティブ・デザインを一から考え直す必要がない。画面のずっと小さいスマートフォンは違いが大きいため新しい作戦が必要になる。

Click Through Rates Mobile Ads Done

MoPubのデータは、iPadが広告媒体としていかに気に入られているかを示している。まず何よりも重要なのは、iPadの広告が最高のCTR(クリック率)を残していることだ。ホリデー期間中iPadは、12月1~15日に1.7%、1月1~7日には2.2%のCTRを記録した。一方iPhoneは当初わずか1.2%で、新年もわずかに上がっただけで1.5%だった。Androidスマートフォンも、同期間にそれぞれ1.0%および1.1%だった。

MoPubの人気インデックスは、広告スロット毎に何件入札されたかを測定したもので、広告主がiPadの高いCTRを追い求めていることがわかる。AppleのタブレットはQ4で初めてトップに立った。スコアはQ3末の2.8から5.3への急上昇し、Q3の3.5から5.0へと伸びただけのiPhoneを圧倒した。

インストール台数の少なさによる限られたiPad広告枠に入札が殺倒し、料金が高騰したのにもかかわらず広告主はひるまなかった。iPadのeCPM(広告表示1000回当たりの収益額)はQ4中に0.94ドルから1.40ドルへと48%上昇した。同時期のiPhoneのeCPMは0.62ドルと1.04ドル、Androidタブレットは0.59ドルと0.99ドルだった。Androidスマートフォンは最下位で、0.52ドルと0.80ドルだった。ホリデー期による影響があったのは明らかだが、相対量がiPadの強さを示している。

MoPub eCPM Graph

AppleはモバイルOS全般の人気コンテストで、広告主とユーザー両部門の勝者となった。iOS全体でクリック率、eCPM共にAndroidを上回った。

MoPubのCEO Jim Payneは、その理由をAndroidユーザーは広告主にとって高い生涯価値を持っていないからだと説明した。「Androidユーザーはバーチャルグッズの収益性がずっと低いので、広告主は高い料金を払おうとしない」とPayneは言った。

広告主がiPadに走る理由を私なりに分析してみた。それはタブレットの利用パターンに行きつくと私は考えている。たしかにわれわれはベッドの上や通勤途中に携帯電話を使うが、殆どの時間、目の前の仕事を片付けるための情報を探して現実世界を忙しく動き回っている。集中しているので広告をクリックして横道にそれる可能性は低い。

iPadを使っている時、われわれは多くの場合リラックスしているか、休憩中か、あるいは何かを見つけたい気分でいる。つまり、魅力的なディスカウントや新製品や面白いゲームを追いかけて、広告の落とし穴にはまりやすい。広告主は、われわれが誘いに乗りやすい時を狙って言い寄りたい。iPadを手にしている時、ガードは下がったままだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)