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テキストデータをニューラルネットで分析するAlchemyAPIが$2Mを調達, GoogleやIBM Watsonと競合

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AlchemyAPIが、その高度な学習テクノロジを一層充実させるために200万ドルのシリーズA資金を獲得した。その投資ラウンドの幹事会社はAccess Venture Partnersで、新資金は営業とマーケティング、社員増、そして新サービスのローンチに充てられる。同社の技術は、Webページやテキスト文書、メール、ツイートなどを読んで理解する人工知能技術だ。

ファウンダでCEOのElliot Turnerによると、同社の自然言語処理技術は、金融などの垂直市場(特定業種市場)で利用されており、たとえば証券会社では、Alchemyの技術でテキストを分析し、そこから得られる株価変動の兆候などを株取引のアルゴリズムに放り込む。同社はその技術を、APIサービスまたはデータセンターに据え付ける専用の装置として提供している。

2009年にローンチしたAlchemyは現在、世界の36か国で使われ、毎月30億のAPI呼び出しを処理している。これだけAPI呼び出しの多い同社を、Programmable Webは「APIの殿堂」(API Billionaire’s Club)に加えた。これで同社は、GoogleやFacebookやLinkedInなどが持つ希少なステータスを獲得したのだ。

Alchemyからの課金は、APIの呼び出しまたはトランザクションに対して行われる。呼び出しの90%は、トランザクションベースの支払形式だ。

Alchemyの技術はIBM Watsonに似ていて、顧客がデータ集合に対して質問を投げかけ、答を得るために利用する。ただしAlchemyは、数や量ではなくテキストの分析に特化している。同社は、そのためにニューラルネットの技術を利用している数少ない企業の一つだ。Googleはニューラルネットを脳のシミュレーション に利用しているが、Alchemyのように多様なデータ集合に対するクェリには使っていない。Alchemyの分析技術を使うと、たとえば膨大な量の法律文書から必要な情報を見つける、などのことができる。

Alchemyの技術はデータ分析の技術として画期的だが、しかし今後、IBMなどの超大手と互角に戦えるだろうか? ぼくは、十分に行けると思う。IBMはWatsonをSaaSとして提供していないが、AlchemyはSaaSをやっている。だから、どんな企業でもその技術を利用できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))