3DマウスMycestroはコンピュータをミニオーケストラのように“指揮する”

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Kickstarterには、われわれが思いつくようなものはすべて出尽くしてしまった、と思いがちな今日このごろだが、でもこのMycestroのようなものを見ると、これまで見てきたものは氷山の一角に過ぎない、と思い知らされるのだ。これは指サックのように指を挿入して使う3Dマウスで、マルチタスク(複数同時並行作業)をコントロールするときには威力を発揮しそうだ。

今のパソコンの使い方は、デスクトップでもラップトップでも、手がひっきりなしにキーボードとトラックパッドあるいはマウスのあいだを、行ったり来たりしている。二つを、同時並行的には使えない。それは、Mycestroを知ってから考えると、相当な量の運動量の浪費だ。すでにMycestroは、プロトタイプは完成しているようだから、あと必要なのは本格生産のための資金だけだ。

発明者でファウンダのNick Mastandreaは、長年このアイデアを温めてきた。数年前にEngadget誌に載ったこともあるが、そろそろ製品化の頃合いだ。Ksで79ドル出資すると一つもらえる。色を指定するなら、99ドルだ。発売予定は、すべて順調なら今年の10月である。

下のビデオが機能の一部を紹介しているが、たとえばタッチボタンは、3D技術と空間認識機能のおかげで、非常に少ない動きでコンピュータの画面上をナビゲートできる:

以下は、この3Dマウスのスペックだ:

– 無線補聴器の大きさ。
– 軽い、重さを感じない。
– 内蔵電池はUSBで充電可。
– 電池寿命は平均8時間。
– クリップのサイズは2種類(取り替え可能)。

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まったく新しいマウスの使い方に慣れなければならない、という問題は確かにある。コーヒーショップや電車の中などで使っていたら、みんながあなたをいぶかしげな目で見るだろう。Mycestro(〜マエストロ)という名前には理由がある。あなたがそれを使っている様子は、まるで小さなオーケストラを指揮している状態に似ているだろう。つまり、第三者が見ると、あなたは“へんな人”になる。そんなの平気だ、と言える人にとっては、この3Dマウスから得られる利益は計り知れない。

Bluetoothを使うので、コンピュータから離れられる距離は最大30フィート。したがってプレゼンなどにも向いている。そのタッチ技術はGoogleのProject Glassに似ていて、後者ではそのウェアラブルデバイスの側面をタップしてマウスやトラックパッド的な操作をする。iPadやiPhoneでも使えるし、年内にはAndroidにも対応する。ソファなどに寝そべった姿勢で、タブレットが自分の手先よりもやや遠くにあるとき、この3Dマウスなら十分にコントロールできる。運転中でも、使えるかもしれない。

下のデモは、インターネットテレビをコントロールしている様子だ:

Xbox Kinectにもやや似ているが、こちらはなにしろ小さくて手の中に入る。しかもセットアップ不要だ。

Ksでの募金はあと38日あるが、今のところ、目標額10万ドルに対して39735ドル集まっている。見た目の奇異感を克服できて、自分の手に実物がなくてもその便利さを想像できる人がたくさんいたら、目標額は達成できるだろう。なお、左利きの人用は、やや生産が遅れるそうだ。なお、ぼくは左利ききだけど、マウスやトラックパッドは右手で使っている。

なにもない空中で、あなたの手が複雑な動きをしていたら、まわりから変人と思われるかもしれないが、そんなことを言えば、Bluetoothのヘッドセットもそれと似たようなものだ。コンピュータの、まったく新しい制御方法を、経験してみるのも悪くないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))