女の子たちのオーダーメイドのお人形を作るiPadアプリMakies Doll Factory

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子どものころは私も、だいたいみんなと同じようなお人形を持っていた。Trolls、Barbies(バービー)、それにアクションフィギュアのTeenage Mutant Ninja Turtlesとか。

でも今は、3Dプリントというものがあるので、子どもたちはもっとすごいことができる。自分がデザインした人形を、作ってもらえるのだ。

イギリスのMakieLabは、スマートフォンやタブレットの普及、それに従来的な小売店の衰退によって、iPadがおもちゃを売る最適の場になる、と信じている。そしてユーザが仕様を指定する3Dプリントによって、子どもたちは過去に例のなかったものを買える…自分がデザインしたおもちゃを。

同社が先週ローンチしたアプリMakies Doll Factoryを使って、子どもたちは人形のヘアや顔、服などを指定する。やがて、その通りに3Dプリントされたお人形が送られてくる。お値段は59ポンド(88ドル)からだ(送料別途)。最初の一週間で、このアプリの上で7万体の人形がデザインされたそうだ。ただし同社は、実際の受注数を明かさない。

協同ファウンダのAlice Taylorはこう言う: “おもちゃの受注生産という仕組みが、気に入られているようね。子どもも大人もおもちゃを自作できると、それに特別な愛情を感じるのよ。いちばんそう言えるのは、なんといってもお人形ね”。

MakieLabには1年前からWeb上のストアがある。そしてモバイル進出は今回が初めてだ。今後は、仮想グッズも売っていきたい、と考えている。デザインした人形を実際に買ってもよいし、あるいはアプリ上でいろんな着せ替えやヘアスタイル、メイクなどを楽しんでもよい。ゲームの世界のように、最初はマニアックなファンによって売上が伸びるだろう、とTaylorは語る。同じデザインの人形を2体注文した人もいるそうだ。

同社は昨年、シード投資家たちから140万ドルを調達し、これまで人形の製造コストを下げる努力を続けてきた。おかげで最初は99ポンド(148ドル)で売っていた人形本体(3Dプリントの出力)を今では59ポンドで売れる。それに衣裳やヘアを付けると、プラス20ポンドぐらいになる。

“まだまだ先は長いわね”、とTaylorは言う。“うちが使ってるプラスチックは相当高いのよ”。プリンタはイギリスとオランダのアムステルダムにあり、グローバルに出荷できる。今は売上の約10%が合衆国から、そして人形本体だけでなくアクセサリも買う人がほとんどだ。

“どっかに大きな工場を一つ二つ持つんじゃなくて、製造もネットワーク上に分散化したいわ”、と彼女は語る。プリンタも、今は当たり外れが激しい。“でも、業界の支援も大きい。原料屋さんも機械屋さんも、うちみたいなユーザを待望してたのよ”。

まだ利益は出ていないし、お人形の粗利率は約20%だ。ただし、今の玩具店では50%がふつうだ。でもTaylorは、3Dプリントにもムーアの法則的なことが起きる、と感じている。そしてコストは急落し、MakieLab的なビジネスモデルが十分に成り立つようになるだろう。

今同社は、男の子やそのほかの層向けの製品も企画中だ。それによって生産規模が上がれば、利益も出るようになるはずだ。

“今現在は、目標達成度20%ぐらいね。これからは、なるべく速いペースで、もっといろんな展開を実現していきたい”、と彼女は言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))